猫になった宇宙人(10) 4 ボーン 2022年10月28日 02:31 猫になった宇宙人(10)少女の家族は五人家族だが、父親の孝太郎は、ほとんど家には帰ってこない。愛人の家に行っているみたいだ。家にいるのは、母親律子ぐらいなので、律子を観察するしかない。律子は居酒屋を経営しているので、夜が遅い。当然だが朝遅くまで寝ている。家にいる時間は寝ている時間を除けば、6時間位である。達也もほとんど家に居ない。友達の所で泊まっているのか、帰ってきても夜遅く帰って来る。朋美も同じだ。高校生なのに夜遊びして、帰って来ているのか、居ないもかも分からない。この様な人達の集まりが家族と言えるのであろうか?だから、私が家族を観察しようと思っても会う事さえも難しい。いつも少女は、一人で夜を過ごしている。少女の気持ちを読み取るたびに、私は切なく、悲しくなっていくだが、少女の気持ちが一瞬だが輝く時がある。それは、少女が好きな男の子を思う時だ。その男の子の事を考えている時の少女の表情は、切なく甘い。しかし、少女はその気持ちを男の子に伝える勇気は無い。その男の子の名前は田原智幸。智幸は少女より一つ歳上で、中学3年生。成績も良く、生徒会長を務める傍ら、野球部のキャプテンでスポーツマンでもある。下級生の多くの女子に人気があり、憧れの的だ。少女もその中の一人である。 ダウンロード copy #小説 #家族 #お笑い #Kindle電子書籍 #観察 #少女 #コメディ #売れないKindle作家 #ペイソス #Kindleで販売中 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート