ええねん会議(後編)毎週ショートショートnote#ボケ学会(1分で読める小説)
この会社に入って丸2年。
僕の販売成績は社内トップ。
僕のおかげでこの支社の成績は日本一となっていた。
喜びの所長であったが不安もあった。
それは毎月開かれる「ええねん会議」である
僕のお笑いのセンスが、ずば抜けて上手い為、
いつも大爆笑を取っているのだ。
…彼を吉◯に取られたら不味い。
吉◯の社長には彼を隠しておこう。…
と、決意する所長だった。
だが、所長の願いも虚しく吉◯のスカウトマンに
僕の話芸を知られることになる。
直ぐに、吉◯から僕が吉◯芸人になる事を命令される。
僕は悩んだ。
吉◯行きを拒めば証券会社にも居られなくなる。
失業するか、吉◯に行くか?
苦しい選択を突きつけられた。
僕は名前通りに行動しようと決意する。
僕は証券マンとお笑い芸人の二刀流で頑張った
僕の努力は実を結び、
僕は芸人も証券マンも大成功を納める。
一躍有名になる僕。
二刀流を使って良かった。
親には感謝しかない。
いい遅れましたが、
僕の名前は「大谷翔平」です。
もちろん同性同名です。
偶然なったのですが、私の方が歳上です。
本当ですよ。
[440字小説]