雨が降っても(140字の小説)
雨が降り出した夜、私達は闘い出す。
「こんな事は辞めて欲しい」と心から願うが、黒服の四人の男達に牛耳られている。
闘いは均衡を保ったまま、遂に我々が優位に立つ。このまま逃げ切れ!
雨よ降れ、激しくもっと降れ!
このまま終われば、勝ちだ!
無情にもその願いは天には届かず
試合は9回裏まで続いた。
追伸
いつも思うのですが、野球ってあんなに雨が降っていても試合をさせる。
5回が成立すると、勝っているチームは雨コールド勝ちを狙いたくなる。
昨日のベーターズの試合は雨の中 行われたが、結局ノーゲームだった。
牧の3ランホームランは幻となった。
「だったら、雨降っているのに試合を最初からさせるな!」
と、4人の審判に言いたくなる