売れないKindle作家の独り言24

前回は小田和正の「たしかなこと」の歌詞の内容を私なりに考察したのですが、今回は「ジョニーへの伝言」の考察をしたいと思います。(古い歌で申し訳ありません)

♫ ジョニーが来たなら　伝えてよ　二時間待ってたと
　割と元気よくでていったよと　お酒のついでに話してよ
　友達ならそこのところ　上手く伝えて

と、始まりす。
歌の歌詞は、すごいものでこれだけの文章ですが、ジョニーとこの女性の関係が偲ばれます。
「2時間待っていた」とありますが、この女性がジョニーを
愛していたならば、もっと長い時間待っていたのではないでしょうか？
そしてその事を、照れ隠しの様に「お酒のついでに話して」
と、友達に頼んでいます。それも「そこのところ上手く伝えて」と

さらに、ジョニーに対する未練を振り切る様に
♫今度のバスで行く　西でも東でも　気がつけば寂しげな町ね
　この町は　
と、ありますが、以前は彼女にとってこの町は華やいだ所に
見えていたのでしょう。ジョニーを思う気持ちで。

♫ジョニーが来たなら伝えてよ二時間待ってたと
　サイは投げられたもう出かけるわ
　私は私の道を行く　

ここで彼女の決意を示していますが、まだ「二時間待っていた」
と云う、事を繰り返しています。ここに彼女の想いの深さを感じます。
ジョニーに対しての別れの歌であり、この女性のジョニーに対しての愛の歌でもある様に聴こえますが、ここで立場を変えて見ましょう。

この女性は、ジョニーと云う男に言い寄られていたが、
好きではなかった。
本当は、二時間も待っておらず、友達に「二時間待っていた」と伝えてくれる様に頼んだ。　さらに
「上手く伝えて」と念をおしてまで。
そして、この町で稼ぎ終えた女性は、こんな寂しげな町なんか
「おさらば」と去って行った。
と、考えることも出来ますが、何か寂しい感じもします。
でも、これだとジョニーと女性は何時に待ち合わせしたのか？
が、疑問となりますし、何故ジョニーは遅れたのか？
この点が解決しませんね。
整合性のないままの、考察でした。

どちらを好むかは貴方しだいです。