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その後のかぐや姫(140字の小説)#ボケ学会


月に帰らず、浦島太朗を待つかぐや姫。
家具屋で働いたかぐや姫。
浦島太朗が持っていた玉手箱の煙を
浴びて老婆になったかぐや姫。
今では、その美貌も全く無くなり、
その代わりに嗅覚だけは
異常に発達したかぐや姫。
犬並みの嗅覚を持つかぐや姫は、
匂いを見分ける職業に就く。
かぐや姫は日夜、嗅ぐや姫。

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