秘密(19)(1分以内で読める小説)
19
…恐ろしい銃だ。
物の分子を破壊するなんて!
考えられない。宇宙人の科学はそれほどまで進んでいるのか?…
と、改めて怖さを感じた。
「だが、このユニホームを着ている時は
この銃で撃たれても大丈夫だ。
安心してくれたまえ。
次の、この手榴弾だ。
これを投げると自分の思った所に必ず届き爆発する。
爆発と言っても、音はしない。
音はしないが、爆発威力は地球上の物に比べると比較にならないぐらい大きい。
これこそ取り扱いに注意して欲しい。」
「これから、宇宙人と本当に戦うのですね」
と、感慨深く言うのは、千田君だ。
「そう、君の千里眼を駆使して奴らを見つける。
奴らレーダーにも感知する事は出来ない。
頼んだぞ千田君」
私達は身の引き締まる想いで、岩手県に向かった。
全員電車で向かったのだが、チャラ男だけは、テレポーテーションで先に行き、
私達が泊まるホテルの準備などをして待っていてくれた。