Photo by waraineko 走れ無いメロス 8 ボーン 2023年1月28日 21:12 太宰治の「走れメロス」を朗読で聴いた。中学生の時、国語の教科書で読んだ事があったのだが、改めて、しまえりこさんの朗読で聞いた。私は太宰治が嫌いである。その理由は此処では書かないが、中学生の時から嫌いである。冒頭の、「メロスは激怒した。」とあるが、悪王に対する怒りは、理解出来るが、その様な悪王の心を簡単に変える事は先ず不可能である。メロスは妹の結婚式を控えているのに、何故それを済ませる前に悪王に会いに行ったのか?案の定、メロス捕まり処刑の判決を下されるメロスは懇願する。「妹の結婚式が終わるまでの猶予をくれ」とそして、「身代わりに友達を差し出す」と、本当に馬鹿げている。そんな事なら、結婚式を済ませてから、悪王に相対するべきであろう。身代わりになる友達が可哀想である。太宰治はこの様に物語を作らないと、この小説は書けなかった。だが、この小説は整合性に欠けると、私は思う。私は、納得出来ないこの小説は心の葛藤を書きかったのであろう。信じる事の難しさや、欲望、自分の命よりも約束を守る事の尊さ。これは太宰治の心の葛藤でもあろうが、私には太宰治の偽善に思えてならない。この様な事を書くと、お叱りを受けるかも知れないが、あえて書く。もし、私がこの小説を書いたならば、メロスは妹の結婚式を無事に終わらせ、悪王に相対した。悪王に忠言したが、認められず、捕まり処刑された。メロスは走る事が出来なかった。ものすごく簡単で終わってしまう。何の意味も無い小説が出来てしまう。 ダウンロード copy #小説 #独り言 #朗読 #葛藤 #太宰治 #売れないKindle作家 #書いてみた #メロス #いい加減な話 #悪王 8 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート