クローン人間誕生#ボケ学会(1分で読める小説)
僕は、あるお店に行った。
このお店の名前は此処では書くことが出来ない。
何故なら、倫理的に可笑しな事をする店だからである。
このお店に行くと、
「クローン人間を作ってくれる」と言うのだ。
だが、僕のクローンを作ってもあんまり嬉しくは無い。
何故なら僕はブサ面なのだ!
何処から見てもブサ面。
激甘鏡で見てもブサ面は変わらない!
お店の店主も嘆いていた。
「激甘鏡でも、無理な事があるのですね」
と、言われた。
こんな私のクローン人間など惨めだし可哀想な人を
もう一人作るだけだ。
と、僕は思っていたのだが、店主が揉みてをしながら、
「諦めてはいけません、突然変異があるかも知れません。
希望を持ちましょ。
この前のお客様にもその様な事がありました」
と、明るく言うのだ。
彼の励ましに僕の決めかねた心は、吹っ飛んだ。
そして、私のクローン人間が誕生した。
「突然変異だ!凄く可愛い赤ちゃんだ」
僕は喜びに浸り、歓喜の声を上げる。
そして、母に私の子供と告げて、
赤ちゃんの写真を電送した。
「お前の赤ちゃんの時とそっくりだね」
との、母親からの祝福のメールが届いた。
突然変異では無いのか!
不安に襲われる僕。