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台湾の街で"自分なりの面白さ"を追求してみたらひとり旅の楽しさに気付いた話-10時間で台北マンホール巡って散髪してきた-

観光や旅行は、時間やお金など諸々の支出を伴うものだから、それらと引き換えに、何か目的を達成して帰らないと、とプレッシャーを感じてしまう。

その「目的」が多くの場合、「美味しいものを食べる」とか「美しい景色を見る」とか「史跡巡り」とか「買い物」としてガイドブックでも紹介されていて、そういったものに興味が沸かないから、目的が見出せずに疲れてしまうのだと思う。

そんな私が週末、1泊2日で台湾へ人生で初めてのひとり旅をしてきた。

キッカケは、2週間前に夫とケンカをしてムシャクシャして日常を離れたくなったから。

つまりこの台湾への移動は観光や旅行ではなく、「家出」であり、家を出た時点で目的は達成されたので、台湾での過ごし方はなんでもいい

そう思って無計画で台湾に降り立って好き勝手に動き回っていたら、自然に目的っぽいことも生まれて、めちゃくちゃ楽しむことができた。


日本出国、台湾入国のポイント

通常、チェックイン→荷物→セキュリティチェック→出国審査と進む。チェックインはオンラインで事前に済ませておいたのと、荷物は機内持ち込みのみだったので、通過したのはセキュリティチェックと出国審査のみ。たぶん計15分くらい。入国カードも事前にネットで済ませておいたので、機内で配られるシートに記入も必要なし!

ちなみに今回、搭乗待ち中に名前を呼ばれ、カウンターに来るようアナウンスされた。これまでにも何回か呼ばれたことがあって、「オンラインチェックイン+荷物が機内持ち込みのみ+(単身)」だと呼び出されることが多いと感じる(たまたま?)
帰りの桃園国際空港でも、「オンラインチェックイン+荷物が機内持ち込みだけの人は集合」、と英語でアナウンスされたので、この条件に該当する人は、「もしかしたら呼び出されるかも?」と心構えしておいてもいいかも。

今回の便は、チャイナエアラインで14:30成田発。台湾へのフライトは約3時間で時差は−1時間なので、17:30頃に台湾到着だ。

台北桃園国際空港での両替、電車で台北駅へ

おおよそ予定通りに台北桃園国際空港に着陸した。
飛行機を降りたら、検疫→入国審査→荷物受け取り→動植物検疫所→税関の順に進む。特に難しいことはなかったけど、降りてすぐに、肉類持ち込み識別カード(肉類、肉加工品を持っているか、持っていないかの識別カード)というものを係員が配っていたけど日本語での案内がなかったので、これがなんだか分からず、何人かが受け取らずに進んで検疫で困っているのを見かけた。肉類持ち込みがあるかないかでレーンが分かれていて、ない人はこのカードを渡して荷物検査なしで通過できる。

識別カード(識別卡・Passing Card)日本語訳はない

で、この後、私は判断ミスをした。

それは、入国審査の前に、台湾銀行のカウンターで両替をしたこと…。
日本の空港で両替するとレートが悪いと聞いていたので現地でしようと思ってはいたのだけど、ここで両替したことにより、入国審査の列に並ぶのに出遅れ、50分近く並ぶことに…。到着ロビーを出た後も両替所はあるし、街中の至る所にある銀行でも簡単に両替できるので、焦らずにまずはとにかく入国手続きを全て終わらせるのがオススメ。

両替所では、パスポートと現金を渡して、証明書にサインすればOK。

台北桃園国際空港での両替レートはこんな感じ。

10,000円を両替
10,000円×0.20660(台湾ドルの買値)-30台湾ドル(手数料)=2,036台湾ドル
10000円÷(2,036台湾ドルー30台湾ドル)≒3.85=1台湾ドルあたり3.85円のレート

写真に撮り忘れたけどこの日、成田空港のみずほ銀行レートが5.1円くらいだったはずなので、もし日本の空港で両替していたら、こんな感じ。

10,000円を両替
10000円÷5.1(手数料含む)=1,960台湾ドル

ざっくり76台湾ドル=350円くらい、台湾で両替した方がお得、という結果に。両替する金額が大きければこの差も大きくなるから、やっぱ台湾で両替した方がいいんだなー、と納得。

無事入国手続きが完了したので、早速台北駅へ!この時点で19時近かった。
バス・タクシー・電車と行き方は色々あるけど、私はどこの国にいようが電車一択。交通状況に左右されない確率が高いと思っているから。

地下1Fまで降りると乗り場があって、窓口と自動券売機がある。

台湾では日本でいうSuicaのような悠々(ゆうゆう)カードというものがある。
台北桃園国際空港のカウンターや駅の窓口でも買えるけど、絵柄が1種しかなく、コンビニでは色んな柄のものが売っているとのことだったので、絶対可愛いやつが欲しいと思い、ここではカードは買わず。自動券売機で台北駅の切符を150台湾ドルで購入。

こういうチップみたいなものを改札でかざし出る時は投入口に入れるだけ

台湾旅行で一番乗ることになるであろう電車が、MRT(私鉄)だが、路線図や案内板がめちゃくちゃ分かりやすい。
今回、移動は全て電車を使ったけど迷うことは一度もなかった。そして安い。数駅の移動なら20台湾ドルとかで本数も多いし、夜も乗車する人が多くて、23時近くまで1人で乗り降りしてたが全然怖くなかった。

ちなみに台北桃園国際空港の第二ターミナルは「MRT 空港第二航廈駅」で、紫色の直通車に乗れば40分もかからずに台北駅に着く。15分に1本くらは出てるので安心度高い。改札前に黄色いラインが引いてあり、そこを越えたら飲食禁止区域で違反したら罰金だそう(日本円で約5,000~25,000円ほど)ガムとかフリスクもダメ!

台北101、ジミームーンバス、臨江街観光夜市へ

一旦、ホテルにチェックインし荷物を置いて、最寄りの南京復興駅からMRTで15分程移動。台北101/世貿駅へ!この時点で20時過ぎてたが電車内は人が多い。駅を出るとすぐに台北101タワーが。

タワー前は人が全然いなかった

「おーきれーい」と思って終わり。この辺りの雰囲気は東京駅っぽかった。
そのまま台北101タワーの向かいにある、ジミームーンバスへ。これは、「月亮公車(お月様のバス)」と呼ばれ、台湾で人気の絵本作家の幾米(Jimmy)さんの『月亮忘記了(お月様は忘れちゃった)』という作品にでてくるバスを再現したもので、中には自由に出入りできた。後々、21時までの開放だったと知った。ギリギリだったのか…見れて良かった!

暗闇の中で光るお月さまの顔が優しい
Forgotten→Rememberedがなんかエモい

バスの内部には隠れた奥の部屋もあって、万華鏡のようなつくりで絵本の中の名シーンが展示されていた。

幻想的な空間

カラフルな色使いと面白いキャラクターが溢れていて一見、子供向けの賑やかな車内だけど、「あーこれは大人向けだ」と感じた。たぶん、主人公の少年から寂しさや切なさ、月の表情から優しさや温かを感じたから。

帰国して、Amazonで絵本をポチった(オンラインでは中古しか見つけられなかった)あらすじを読んで、悲しみを優しさが包みこむ物語だと知り、あの時の感覚に納得した。

空から落ちた月と少年が出会った。人工の月があふれる街で淋しかった二人は互いに心を許していく。
共に過ごす幸せな時間。やがて別れの日はくるが…。
「ひとりじゃないよ」という優しいメッセージが伝わる大人向けの童話。

小学館からの内容紹介

台北101/世貿駅に戻り、また3分程MRTに乗車して信義安和駅へ。歩いて数分の臨江街観光夜市(通化街夜市)へ向かう。

途中のコンビニでついに悠遊カードを発見!

実はここまで、見かけたコンビニは全てチェックしていたのに悠遊カードが発見できなかったのだ。なのでめちゃくちゃテンション上がった。

クレヨンしんちゃんとかキティちゃんとか、キャラクターものが比較的多かったけど、小籠包の絵柄に心惹かれたので、レジのおばさんに声をかけて小籠包を指差す(万引き防止のため店員さんを呼ばないと取れない構造)

おばさんは私のカードを見て、「あんた、こっちの方が可愛いからこっちにしなさい」という感じのことを言いながら(中国語わかんないけど多分言ってた)タピオカの絵柄のカードを渡してきた。

でも、私は絶対に小籠包が良かった

だって台湾といったら小籠包でしょう。「あー…」と言いながらタピオカは受け取らず、苦笑いで小籠包を握りしめる。
おばさんも譲らず、「絶対、タピオカの方が可愛いから。これ最後の一枚だよ(中国語わかんないけど多分言ってた)」と1~2分くらいタピオカVS小籠包が展開されてようやく、「やれやれ分からない娘だね」的な感じで私の小籠包をレジに通してくれた。カードは100台湾ドルなので400チャージで500台湾ドルを払った。(1-2泊の滞在でメイン電車移動なら、500~600台湾ドルくらいあれば足りると思う)

やっと手に入れた小籠包。でもこの旅で小籠包食べてない

臨江街観光夜市は、なんかすごいエネルギッシュだった。着いたのが22時頃だったけど観光客っぽい人たちは少なくて、地元の人たちで賑わっていた。深夜2時までやっているみたい。

思ったより変な店はなかった。たこ焼き屋に行列ができていた

1時間ほど夜市や街をブラついて、初日はこれで散策終了。

台北マンホールで街のニュアンスを感じとる

ホテルに戻って、2日目はどこに行こうかなーと考えた。
16:30発の便だったので、朝から郊外に行くのも慌ただしいよなーと思い、台北市内で何か楽しめるものないかなーと考えている時に、ふと、そういえば台北ってデザインマンホールないのかなと思いついた。

マンホールは下水道管内の点検、修理、清掃などのために設置されているものだけど、その共通のフレームの中に、その土地ゆかりのデザインを描くデザインマンホールが、私は好きだ。街歩きや旅先の楽しさを広げてくれる「路上アート」の一つだと思っている。

検索してみたら、今年4月に台湾でも地域おこしと街の景観美化のためにデザインマンホールの設置が完了されたとのこと!わーい!台北市12区がそれぞれの特長をデザインしたカラフルなマンホールが点在しているらしい。

明日は、デザインマンホールを通して、台北市内の区ごとのニュアンスを汲み取ってみよう。しかもスタンプラリーみたいで楽しそうだし。

早速、google mapでマンホール名を調べたものの、設置箇所が出てこない…。

そうか、マンホール名って地図上には登録されてないのか、と思いググっていると、台北市内の河川、雨水下水道、ポンプ場などの公共施設の建設・管理・維持管理を担当している台北市公務局水利工程局のHPにたどり着いた。多分ここが設置と管理をしているっぽい。Mapも公開してる!

1区2種で計24種あるらしいけど時間も限られているので、5種を巡ることにした。

1つ目のマンホール:松山之詩 日篇(松山の詩)

チェックアウトが12時だから荷物はホテルに残し、一度戻るつもりで軽装で8時に出発。
ホテルからほぼ1本道を10分くらい歩いていったところでサクッと発見。
「松山は台北で唯一、飛行場があるから飛行機が描かれているだろうな」以外は全く分からない。でもなんか、鳥とかハイビスカスとかでめでたいしウェルカムなニュアンスを感じる。

鳥の顔よく見たらめっちゃ怖ない?

この鳥はヤマムスメという鳥で台湾固有種で中国語では、「タイワンアオカササギ」を意味するらしい。ハイビスカスって台湾でも有名なんだ、と思ったけど台北は亜熱帯地域らしいので、沖縄と同じか。納得。愛と命と希望のある街を表現しているらしい。

台北市公務局HP内より引用/翻訳した内容を自分なりに解釈

2つ目のマンホール:仰望學林(雪林に憧れて)

1つ目のマンホールから台北アリーナを通り過ぎ、20分程歩いたところで2つ目のマンホールを発見。区が変わり、大安区に。こちらも迷わず発見!
大安区には国立台湾大学があるよぁ。他にも大学がいくつかあったはず。歩いてくる時に歩道に緑が溢れていたなぁ。なんとなく、ニュアンスわかるぞ。

DAAN=大安区

大安区には有名で歴史ある大学が複数あり、「台北清真寺」という台湾最大のモスクもあるしい。それらを6等分に、真ん中の花は地区の花のコスモスでその花びらを8等分に切り分け、「文化と教育」「安定感と静けさ」を表現しているらしい。

台北市公務局HP内より引用/翻訳した内容を自分なりに解釈

3つ目のマンホール:向陽之森(サニーフォレスト)

同じく大安区。歩道ではなく、安全島(横断歩道の途中の島)にあった。そんなとこにあると思わなかったから、何回も通ったのに「ない…ない…」とウロウロ徘徊して、見つけるのに苦労した。
で、この絵が何を表現しているかは全く想像が付かず…真ん中の生き物は鳥…魚…??

何から何まで分からない

大安区にある大安森林公園には豊かな生態系があり、台北市の重要な休憩場所としての役割を果たしているそう。都市の緑のオアシス。野外音楽ステージでは多くのパフォーマンスが行われたりして活気のある雰囲気を、森林、生態、天気、重要な建築物を流れるような形状で表現しているらしい。

台北市公務局HP内より引用/翻訳した内容を自分なりに解釈

剪头发(散髪)+現地の銀行での両替

マンホールから話が逸れるが、台湾行きを決めた時に唯一、「これはしてこようかな」と思っていたことが散髪だった。
かなり伸びていたのに美容院に行くのが面倒だったし、台湾で髪を切ったらどうなるんだろう、と興味があったから。
街中探索ついでに飛び込みでお願いしよう、と思いながら散策するも、この時点で9:30頃。お店が全然空いてない!!

美容院だと思ってたけど、帰国後に翻訳したら假髮=カツラだった
カツラ屋さん多くない?

仕方がないのでググったところ、近くに9時からやっている台湾シャンプーが有名な美容院がある!カットメニューは書いてないけど、まぁやってるだろう。本当は地元民しか来ないような美容院に行ってみたかったけど、時間の余裕もないし…と思って飛び込み入店。

台湾での有名店、らしい

台湾は現金文化なのに、なぜか美容院はクレジットカードが使えるだろうと思い込んでいた。メニューに目を通すと「キャッシュオンリー」の文字が。

「えっっ」と焦りつつ、財布の中を見ると200台湾ドルくらいしか入ってない。200台湾ドルって日本円で900円くらいだよ。昨日1万円分両替したじゃんか。その多くをホテルに置いてきてしまっていた(アホすぎる)

でもどうしても髪を切ってもらいたかったから、対応してくれたイケメンの店員さんに必死にこの辺に銀行はないかと日本語と英語で聞くものの、伝わらない。理解してあげたい、という向こうの姿勢はめっちゃ伝わる&店員さんが何人も集まってきて居た堪れなくなってきたところに、店の奥からオーナーのようなおばあさんが出てきた。

「200台湾ドルしか現金ないんだわ、銀行行って両替したい」と伝えたところ、「イッショニ。アルイテ、ゴフン」と銀行まで連れて行ってくれた。や、優しい…!!!お年寄りの方が日本語伝わる、は本当かもと感じた。

銀行では発券機のところにいる案内人に「エクスチェンジマネー」と伝えると待ち順が書かれた紙を渡されるので、担当の窓口近くで待つ。しばらくすると呼び出されて空港と同じ流れで完了、かかった時間は10分くらい。

10,000円を両替
10,000円×0.211(台湾ドルの買値)-100台湾ドル(手数料)=2,010台湾ドル
10000円÷(2,010台湾ドルー100台湾ドル)≒=1台湾ドルあたり5.24円のレート

手数料が高い!!涙

両替したお金を握りしめて美容院に戻ったら、スタッフさんたちが笑顔で迎え入れてくれて少し泣けた…

で名物の台湾シャンプー(割愛)してもらって、ヘアカット!!

私がアホヅラ下げて200台湾ドルしかないと訴えた時に優しく対応してくれたイケメンのお兄さんが担当だ!嬉しい!

お兄さん、スマホに向かって何やら話すと画面を見せてくれた。画面には、「どのようなトリートメントを希望しますか?」と翻訳された文字が。多分、髪型のことを聞かれてるんだろうなと思ったので、肩につくくらい、とジェスチャーで伝えるとめっちゃ笑顔でOKポーズしてくれた。

もの凄い切ってた

微調整に微調整を重ねてくれて、最終的には肩よりだいぶ上に着地。

結構気に入った

いいよいいよ全然。伸びるから。

お兄さんは翻訳画面を通して、「このハサミはとても切り口整って管理が上手にできるから安心して、嬉しいか」などの、なんとなく言いたいことが分かるような分からないようなことを色々と伝えてくれた。
ありがとう、その気持ちが嬉しいよ。
(ていうか現金ない騒動の時にそれ使ってくれたら良かったのでは…と一瞬思ったけど終わりよければすべてよし!)

「ありがとう!センキューセンキュー!謝謝謝謝!」と最大限のお礼を伝えて店を後にした。全部込みで950台湾ドルだから日本円で4,300円くらい。安いと思う。(お店は賑わっていたけど、お客さんに日本人がいなかったからローカル感を味わえた!)

4つ目のマンホール:轉動萬華(ターン万華)

美容院後に最寄りの忠考敦化駅からMRTに乗車してホテルに戻り、チェックアウトして4つ目のマンホールを探しに万華区へ。駅を出ると、市場や建物が密集していて下町感溢れる歴史ある街であることが伝わってくる。道路でおじさんたちが麻雀したり、太極拳ぽいことをしていたり。

台湾最強のパワースポットと言われている、数百に及ぶ神を祭るお寺「龍山寺」に向かって歩く途中で無事発見!
建物は右下が「龍山寺」、左上が「剥皮寮」だろうな。あと2つはなんだろう。

5種の中で1番すき

右上は「西門紅楼」という古跡みたい。左下の建物が何か分からず…。
4 つの代表的な建物を中心にして、文化的要素が凝縮されている様を表現しているそう。万華のさまざまなシーンをさまざまな角度から鑑賞することができるよってことらしい。

台北市公務局HP内より引用/翻訳した内容を自分なりに解釈

5つ目のマンホール:趣遊臺北城(現代と古代、台北市の楽しいツアー)

5つ目は大同区。MRTで台北駅まで移動して歩いて2分くらいにすんなり発見。
左の建物は北門だ!右は分からないけど、色味も元気があって、人々が闊歩している感じが楽しい絵柄。名前と絵柄がマッチしている感。

雨が降ってきたので少し濡れてる

停滞した水の反射からインスピレーションを得て、北門(左)と台北郵便局(右)を上向きの視点から統合し、明るい色を使用して歴史都市にさらなる活力を与えている様を表現。市の西部を歩く人々に台北のロマンスと優雅さを感じてもらいたい、とのこと。

台北市公務局HP内より引用/翻訳した内容を自分なりに解釈

タイムアップでマンホール探しはこれで終了。まだ19種もあるんだよなぁ…。また見に来たい。

これらのマンホールは看板が立っているわけでもなく、意外と地面と馴染んでいるので、気づかずに通り過ぎる人の方が多いかもしれない。

でも、観光スポットだけでなく、台北市内の街のなんでもないようなところを歩き回るキッカケと、絵を読み解くワクワクがあって、とても楽しかった。散策が好きな方にオススメです。

自作したgoogle map。黄色は行けたところ、緑は行けなかったところ

帰国

帰りの飛行機の中では、「今頃、息子はトーマスでも見てるんだろうなぁ」とか「この髪型を見たら、夫は何ていうかなぁ」とか考えてた(ちびまる子ちゃんみたい、と言われた)

台湾での活動時間は実質10時間くらいで、観光名所を巡ったり、台湾のグルメを堪能したわけでもなかったけど、マンホール巡りを通して街の日常を見て回って歴史に思いを馳せたり、散髪を通してそこで生きる人に触れた体験の中には、派手さはないかもしれないけど、「面白い」がたくさんあった。

そういった「自分なりの面白さ」をただ自由に楽しめばいいんだなって思えたら、めちゃくちゃ旅行に行きたくなってきた。