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台湾で根を広げる日本ブランドの知恵

こんにちは。台湾在住ライターの近藤です。

雑誌『&Premium』で台湾日用品についての連載を続けて丸八年が経ちました。(その一部がムック化され、Webにも転載されています)

デザイン系の取材をすることも多く、主には台湾のデザイナーさんたちの仕事を日本に向けて紹介することが多いです。
(MdN『台湾デザイナーズファイル』の編集、台湾デザイン研究院の日本向け広報など)

こうした中で、自分の仕事とは全く結びつかないけれど、ずっと気になっていて、横目でちらっと見ていることがありました。

それは、台湾で根を広げる日本ブランドの存在です。

非常に興味深いのは、「日本より台湾の方が知名度が高いケースもある」ということ。

私はライターとして独立する前、台湾現地企業で日本企業の台湾進出をデジタルマーケティングでサポートする仕事をしていました。

当時、日本企業の方が「日本で抜群の知名度を持っている我々が、台湾の業界をアップデートしたい」といった姿勢で進出しようとされることも多かったのですが「日本で知名度がある=台湾で知名度がある」が必ずしも成立するとは限らないので、そこを理解していただくのが一番最初の仕事になることもしばしばでした。

前置きが長くなりましたが、そんな環境でしたので、日本より台湾での知名度の方が高いブランドがあると率直にすごいな!と思いましたし、そこにはその企業・ブランドなりの知恵が存在するなと思いましたので、ちょっと記録しておきたいと思います。

ほぼ取材はしておらず、私の仮説で書くものですので、間違っているところもあると思います。「いつかこのテーマで取材したいな」というドラフト的な意味も込めて。

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