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『臺灣書旅―台湾の食文化を知るためのブックガイド(永久保存版)』が紀伊國屋書店(一部)で無料配布中、無料ダウンロードも

全国の紀伊國屋書店36店舗にて、数量限定で無料配布中の小冊子『臺灣書旅――台湾の食文化を知るためのブックガイド 永久保存版』(台湾文化センター×SNET台湾)で、拙著『台湾はおばちゃんで回ってる?!』をご紹介いただきました。

臺灣書旅――台湾の食文化を知るためのブックガイド 永久保存版
(台湾文化センター×SNET台湾)
我が子のような『台湾はおばちゃんで回ってる?!』をご紹介いただき感激です

台湾の食文化を知るための学術書、フィクション、エッセイ、ガイドブック、レシピといった分野で近3年に刊行された日本語書籍が紹介されているそうです。

本の紹介以外にも、専門家による台湾の食文化の解説も収録されています。

  • 衝突と融合から生まれる「台味(台湾の味わい)」(大岡響子さん)

  • 『「台湾菜」の文化史 国民料理の創造と変遷』(書籍紹介)(天神裕子さん)

  • 懐舊便當 本業は弁当屋 !? 台鉄と駅弁の不可分な関係(松葉隼さん)

  • ローカルグルメ探訪の愉しみ(山﨑直也さん)

  • 飲料天国・台湾 ─タピオカブームで終わりじゃない─(五十嵐隆幸さん)

  • 台湾における朝食の社会学(洪郁如さん)

  • 台湾食文化から見る夜市(藤岡達磨さん)

  • レシピサイトの勃興で予感される台湾家庭料理への回帰(田中美帆さん)

  • 台湾食材 (パイナップルなど)と日台中関係(國府俊一郎さん)

こんな豪華がブックガイドが、ウェブで無料ダウンロードも可能ということですから驚きです。

個人的には洪郁如先生(一橋大学大学院社会学研究所教授)の「朝食の社会学」に目が釘付けになりました。

洪郁如先生(一橋大学大学院社会学研究所教授)の「朝食の社会学」

朝ごはんの連載を続けて6年、台湾の朝食文化と労働事情やジェンダーは切っても切り離せないものだなと感じていましたが、
洪郁如先生ご自身の家庭の朝食の風景から始まり、台湾の社会と朝食文化の相互関係について綴られた解説に、とても共感しました。

↓ぜひPDFをお手元に残して、秋の夜長にじっくり味わってみてください。
https://store.kinokuniya.co.jp/wp-content/uploads/2024/09/TaiwanBookGuide2024_High.pdf

↓紀伊國屋書店36店舗での無料配布については、紀伊國屋書店のWebサイトでご確認ください。
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1724116654/

ルポライターで、このブックガイドでもナビゲーターを務められている田中美帆さんから「弥生子さんのお本も掲載されていましたよ」と教えていただきました。 (美帆さん、ありがとうございます!)

ルポライターで、このブックガイドでもナビゲーターを務められている田中美帆さん

そうそう、そんな美帆さんが編集とブックライターを務められたお本『台湾を日常に 「神農生活」のある暮らし』もこの小冊子で紹介されていました。

台湾を日常に 「神農生活」のある暮らし

台湾はここ数日間、台風接近でスーパーや市場の野菜が高騰していますが、ちょうど自宅に「神農生活」で調達した乾物があって助かったところです。

「神農生活」で調達した乾物

料理上手な次男のシッターさんも、安く大量に出回っている旬の野菜を大人買いして、乾物にしたり発酵させるなどして保存・活用していました。食文化について語り出すと止まらなくなりますね。

このブックガイドをきっかけに、台湾関連書がますます多くの方に届きますように。

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