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台湾を愛する若者たちが作った、クラシカルなカレンダー

こちらは台湾の伝統工芸を日用品にリデザインし続けているブランド「hands」、日本でも大人気の「老屋顏」、そして伝統工藝ブランドやグラフィックデザイナーらが共同で作ったサステナブルなカレンダー。

2024 台味經典窗花週曆

hands」は、台湾を愛する若き青年ジョンくんが熱い思いで立ち上げたブランドで、我が家でも使っている天然ウコッケイの羽根はたきは雑誌『&Premium』でもご紹介させていただいたことがあります。

2021年のこと。過去ブログはこちら

老屋顏」は取り壊されて失われつつある台湾の建築物をコレクションしたり、モチーフの意味や歴史について調べ、書籍などで伝えているユニット。こちらも雑誌『&Premium』で取材させていただきました。

↓ 彼らの書籍はどれも人気で、日本語にも翻訳されています

台湾で昔から使われてきた伝統的なカレンダーは、写真のところによく景色だったり季節のフルーツの写真が使用されていますが、そんな伝統を踏襲しつつ、モダンにリデザインし、“台湾の街角でよく見かける窓枠「鐵窗」の柄”にしています。

そして、カレンダー一枚一枚に使われている写真と文章は、マジョリカタイルや昔懐かしい広告など、「老屋顏」が10年間かけて取材や記録をし、さまざまな台湾の物語を綴ったもの。

カレンダーとして使わなくなったら模様の部分を取り外してコースターにしたり、物掛けに使えるなどの創意工夫も凝らされています。詳細はぜひクラファンのページでチェックしてみてください。

こちらもクラファンで700人以上から740万円以上の支持を得て商品化した大人気のアイテムです。

𖣔2024 台味經典窗花週曆
https://www.zeczec.com/projects/handslife

プロジェクトメンバー:
・hands 手手企業社
・老屋顏
・作佑設計
・組子細工のタイプは老舗「永茂木器」
・金属のタイプは「Kanari」
・台北市工業設計發展協會
・戶方攝影空間

出典:2024 台味經典窗花週曆クラファンページ

すごく台湾らしいなと思ったのは、プロジェクトメンバーの欄にジョンくんのお母様への感謝の気持ちが書かれていたこと。「私のお母さん:精神的に支えてくれて、家でご飯を食べさせてくれてありがとう」

ジョンくんのお母様はシングルマザーで彼を育ててくれたのだそうで、親子仲がとても良いみたい。いつも応援しています。

ジョンくん


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近藤弥生子 | 台湾在住ノンフィクションライター
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