飲食店は流転の海
ここのところFacebook 「思い出」という機能で出てくる、過去の同じ月日の投稿から飲食ネタを拾って、noteと、ブライベートグループで菊池壮一先輩が主宰されている「小粋な飲食店」に投稿している。夜0時に「思い出」が更新されるので、半睡状態でアップするのは、結構大変。とりあえずnote の食レポのデータベース蓄積を増やしたいこともあって頑張っている。自分がFacebook を始めたのは2012年だが、そこからピックアップした8年間の食レポで、結構なくなってしまった店が多い。だいたい1/3〜1/2くらいは閉店している。あーここも潰れちゃったのか、ここも閉まっちゃったのかと暗澹たる思いとなる。オフィスが変わると、足繁く行っていた店もご無沙汰となって、その後の動向を知らないことが多い。どこも美味しかったお店なのだが、後継者がいなかったのか、競合店に押されたのか、経営環境が悪化したのか。華やかに見える飲食業だが、その栄枯盛衰に厳しい実態が見える。1年未満で閉店した割合は34.5%、2年以内で閉店した割合は15.2%。合計すると49.7%となり、約半数の飲食店が2年以内に閉店のデータがある。さらに、開業3年では約7割が廃業し、10年後も営業している飲食店はわずか1割程度と言われている。そこにコロナ禍で、さらに優良店の閉店が相次いでいる。飲食店も、宮本輝じゃないけれど「流転の海」だ。何とかどの店も、踏ん張って美味しい味を伝えて行って欲しいものだ。