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大相撲九州場所の初日

大相撲九州場所の初日。横綱・照ノ富士の3場所連続休場は残念だが、しっかりと腰痛を完治させて出場して欲しい。多くのファンは、休場にむしろホッとしている。だって唯一の横綱、それも人格が立派な横綱に無理をさせて失いたくはないから。しかしよもや朝乃山まで休場とは無念。せっかく三役目前まで番付を戻したのに。年齢はケガを頻発させるから、気をつけて欲しい。
 優勝争いは大関3人を中心に若元春・大栄翔など三役陣に高安を加えたあたりで展開か。自分は優勝候補に琴ノ若を推したい。これに熱海富士、北青鵬、豪ノ山、金峰山、湘南乃海など若手がどこまでからんでくるか。熱海富士は九州場所では家賃が高いかもしれないが、2場所連続で好成績なら本物。ここのところ優勝ラインは12勝なので、阿武咲や北勝富士ら実力派や正代・御嶽海など元大関陣にも、誰にでも優勝できるチャンスはある。
 フレッシュな新入幕4人も楽しみ。特に狼牙あたりは注目。十両デビューで準優勝した大の里はいかに。阿武松部屋では、日体大出身で昨年の学生横綱のバトジャルガル・チョイジルスレン(23=阿武松部屋)が「阿武剋(おうのかつ)」の四股名で幕下15枚目格付け出し力士(制度として最後)としてデビューが楽しみ。伯桜鵬や大の里のように、大暴れして欲しい。それにしても、北の富士氏の5場所連続解説休場が心配。よほど身体の調子がよくない(心臓⁈)のだろう。大ファンだった横綱・玉の海と一緒に綱を張ったレジェンドであり、ユーモアたっぷりのお洒落紳士だけに長く元気でいて欲しい。


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