おもろうて、やがてこわい「光秀のスマホ」

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、先週日曜日に本能寺の変を最後に終わった。それに先立って「光秀のスマホ」というショートギャグ番組が放送されていた。twitter の「いいね」を増やしたいために、ずっとスマホを打っている光秀と秀吉。自らの昇進や城持ちをアピールしてフォロワー稼ぎに精を出す。場面としては、Twitterの画面、LINEのトーク、電話のやりとりくらいしか出てこない。しかし歴史上の信長のパワハラをここでもネタにして、秀吉の賢妻・おねが光秀の謀叛を秀吉に煽らせる。この過程が数分の寸劇で、次第に光秀が決起せざるを得ない立場に追い込まれてゆく状況を描く。秀吉の出した結論は「おね怖い」。大河ドラマというビッグコンテンツの周辺に、粋な小ネタを作るセンスは流石のNHK。エンターテイメントには遊び心が大事。
https://www.nhk.jp/p/mitsuhide-smapho/ts/R71NJ4MV53/list/