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岡元大「まちかどガードパイプ図鑑」

岡元大「まちかどガードパイプ図鑑」(創元社)。購入はこちら↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4422241117/
 面白いところに眼をつけたものだ。道路に設置されたパイプ柵。「ブラタモリ」などでマンホールはよく取り上げられるが、「ガードパイプ」本は初めて見た。ものごとは極めれば価値が出る。初版カバーには「Amazonランキング1位」と目立つマーク。『えっ❗️』と思って、よく見たら「道路・トンネル工事部門」第1位とのこと。Amazonもよくよく細分化されてカテコライズしたものだと、これまた感心。
 ただただ写真を載せるだけでなく、鋼製防護柵協会の方々への取材で、「ガードパイプ」の機能や構造を明らかにしているのもいい。あくまで道路付属物としての位置付けで「目立たず」精神。車両用防護柵と横断防止柵の違い。造形としては、約3,000ものパイプガードを以下18もに分類。①花②木③木の実④果物⑤動物⑥乗り物⑦表示⑧文字⑨区章⑩水⑪まる⑫菱形⑬曲線⑭直線⑮橋⑯個性派⑰レトロモチーフ⑱一人二役。さすがは東京MX「バラいろダンディ」で「偏愛さん」として登場しただけある。
 実は彼は元部下。今は某大手出版社の部長。着眼点やアプローチが常人とは違った。それでいて所謂変人ではなく、万人に愛されており、仮説検証のできる人。元部下で出世した人、有名になった人は結構いる。大手取次の常務、作家先生、日本を代表する通販企業の執行役員、大手IT企業の部長、会社を継いでくれた人などなど。結果的に鳶が鷹を産むとは、このことだ。


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