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西武百貨店池袋本店「池袋・豊島・西武沿線 レトロ百貨展」

連れ合いの希望で西武百貨店池袋本店で開催されている「池袋・豊島・西武沿線 レトロ百貨展(8/7〜8/14)。かつての池袋駅東口を再現。その昔このあたりは都電やトロリーバスが走っていた(トロリーバスは子供も頃に京都で見て以来だったので、東京のも見てみたかった)。東京育ちの連れ合いには懐かしい光景だとのこと。会場には昔日の駅写真や、映画現地ツアー、ラジカセ売場、たこ焼きなどのフードコートなどが並ぶ。
 かつてセゾン文化圏と呼ばれた西武線沿線。その頃のセゾングループの人々は肩で風を切っていた。まさに時代の最先端だった。しかしやがてセゾングループは瓦解した。出版業界だった自分は、リブロやリブロポートにはお世話になった。かつてリブロの女性従業員が言っていたが「リブロ池袋本店が無くなった途端に、それまで群がっていた出版社の人たちは、潮が引くように去って行った」と悔しそうだった。今や西武百貨店池袋本店はヨドバシカメラに軒先も母屋も奪われそうになっている。そのこと自体は商行為として間違った行為ではないが、豊島区民をはじめとして多くの城北・埼玉住民の反感を買っている。
 今回のイベント企画は、密かに西武そごう労組の息がかかった企画と妄想。百貨店を家電量販店に変えようとする買収に乗っかった、親会社へのアンチテーゼではないかと勘繰ってしまう。近年は労働三権の一つであるスト権の行使など滅多にない。たまには一矢を報いるのもいいのではないかという気がしなくもない。
https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/retro/


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