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「働く」へのメッセージ

noteを書くのが久しぶり過ぎて、変な文章にならないか正直不安です笑

なんでこのnoteを書こうと思ったのか、あまり理由はないですが、3か月後に迫る「社会人になること」に対して不安を抱える人に対して、「ひとまず何とかなる!」ということを伝えたい感じがしました。

今回はあくまで私が思う「学生と社会人の違い」について、書かせていただきます。私の学生時代のエピソードも交えてお話させていただきます。


1.(前置き)建築学生の話

私が大学生の時は建築学科でした。
みなさん、建築学科と聞くとどんなイメージですか?

「かっこいい!」と言われるときもあります。「家建ててよ!」とか冗談めいたやり取りを4年間で1000回ぐらいやるのも建築学科あるあるな気がします。

別の角度で「課題がやばい」という印象を持っている方もいると思います。

私も研究室に行って、徹夜で図面を書き上げて作品を提出したり、論文を書くためにシェアハウスに1か月住み込んで、住民の動きを1日中(8時間は最低)観察するといった、とにかく大変な建築学生でした。


沢山の課題にやられてしまったのか、変な人(私の主観)も多いイメージです。大学3年の時、建築学生の友人と商店街を歩いているとき、普通に「昼ご飯どこで食べる~?」という話をしていたのですが、急に「この商店街の屋根を支える柱の間隔って、いくつぐらいなんだろう?」と友人が問いを出したときは、さすがにびっくりしました(6割はそこまで真剣に考えることができることへの尊敬です)


そこで私は建築士になることを完全に諦めました。


変な人が多い建築学生ですが、アルバイトも変わったところでやっている人が多く、小さな建築事務所に弟子入りして働く人もいれば、大学の研究室で実験の手伝いをしながら、お給料をもらうという人もいました。

実際私も学生時代のアルバイトは、某大手ゼネコンで社員さんのアシスタント業務でした。ゼネコンってなんのこっちゃねんと思う方もいらっしゃるかもしれません。そんな私も人から聞かれてちゃんと答えられる自信はありません。

なので調べてみました。

ゼネコンとはゼネラルコントラクターの略称で、総合建設業者のこと。英語では「General=全体的な」「Contractor=請負人、土建業者」という意味があります。マンションやビルをはじめ、テーマパークや競技場などの大型建築を建てる会社の総称です。 明確な定義はありませんが、「設計」・「施工」「・研究」の3つを自社で行っていることが条件で、なかでも売り上げ数千億~数兆円もある会社のことをゼネコンと呼びます。

https://www.ie-miru.jp/articles/188

色々調べたうえで一言で頑張って説明すると、クライアントから仕事の依頼を受け、元請負者として各種の土木・建築工事を一式で直接請負い、工事全体のとりまとめを行う会社のことを言います。


こう書くとめっちゃすごそうですが、「大学や専門学校で建築を学んでいる」学生であれば割と簡単に入れます笑
私はすでにここでアルバイトをしていた先輩からの紹介で、働くことになりました。


社内の仕事は様々で、新規商業施設をオープン予定の不動産屋や本社の建て替えを行う企業、学校、自治体等様々です。
私が配属された部署は、ショッピングセンターの建築を多く担当している印象でした。らら○○とやイ○ンといった有名どころです。

会社の中には設計部門(内装や外装、建物自体のコンセプトを考案)や構造部門(柱や壁など、建物の安全面に関わる部分の管理)、設備部門(空調や防音等の設備面の管理)など様々な部署があり、学生アルバイトは設計部門に配属されます。


アルバイトの内容は「模型製作」です。

建物を作るときは「こういうデザインにしよう!」と思って図面を作成し、いきなりそれを現場で建てるわけではなく、一旦1/50~1/500ぐらいのスケールで模型を作ります。

https://www.icaa.jp/blog/245

模型は図面と違い立体的に見ることで、その建物が実際に完成した時のイメージがつきやすいです。接着剤等も使用するので多少の無理がきき、逆に言えば模型の段階で不具合が生じるときは、実際に建てるともっと危ないことになるというわけです。なのでこのように模型を作って検討を行うことが必要なのです。

2.学生と社会人の違い

この模型製作ですが、私のアルバイト先ではほとんどが学生アルバイトが行っていました。もちろん社員さんも建築学科出身なのでその作業自体はできますが、他にもそもそものデザイン案の作成や先方との打ち合わせ、社内でのMTG等、その社員さんでないとできない仕事がたくさんあります。

なのでこうやって学生アルバイトを雇い、その人たちにいわゆる「自分が手を動かしてやる必要のない作業」を割り振っているのです。
学生にとっても、憧れの大手ゼネコンの一員として働く機会を得ることができますし、実際の企業内での仕事の進め方を間近でみることで就職のイメージをつけることもできます。


企業から見て、学生アルバイトの採用は社員さんの仕事の負担軽減が一番の目的です。ただ、若手社員の育成という目的もあるのではと、社会人になった今になって思います。

というのも学生アルバイトに作業を割り振るのは、入社1年~3年目ぐらいの若手社員さんからでした。もっと言うとほとんどが1年目の社員さんでした。当時は「若手だからいろいろ雑務的なことを任されているのかな、大変そうだな」ぐらいに思っていました。

ただ自分が社会人になった今になって、設計者を目指す学生が、社会人になったときに必要な「マネジメント力」を1年目で身に付ける機会なのでは?と思うようになりました。

ここでいうマネジメント力は、人を育てることや指示出しをすることだけでなく、「複数の関係者と協力しながら、プロジェクトを遂行していくために必要な力」の総称のイメージです。
プロジェクトマネージャー(PM)が近いかもしれません。

もちろん大学でグループ課題が全くないわけではなく、例えば「住宅の設計」を行うといった課題に対して、学生が一人、多いときで5人グループで考えるというものがあります。

ただ、仕事を進めるとなったときの「先方とのやり取り」や「新人の育成」「異なる立場の人と同じプロジェクトを進める」といった観点は、上に書いたような授業だと、自分で意識しなければ身に付けることができません。


3.学生でもすごい人はいる

マネジメント力は社会人になって初めて身に付けるものかと言われればそうでもないと思います。

学生団体の一員として、学校内外関係なく多くの人たちと一緒にプロジェクトを進める人や、大学の教授に弟子入りして自分からどんどん学びに行く人、アルバイト先でシフトリーダーとして全体がうまく回るよう調整する人。。。誰でも経験を積む機会はたくさんあります。

なので、社会人に比べて学生全般大したことないよね、というように伝わってしまったら大変申し訳ないです。

ただ、一つ言えるのが、学生であれば「学生だから学び中だよね」で案外済まされることが、社会人になってある程度必須スキルになっているなと感じます。

だからこそ、学生ながら社会人と同じ意識で活動している人たちは本当にすごいといつも思います。

4.まとめ

書いているうちに、結局自分は何が言いたかったんだろう。。。??と少し思いました。
ただ、あえて一言でいうなら、「自分の生きる目的と働くことに、少しでもつながりがあれば、すべての事象は自分自身の学びになる」ということな気がしてきました。これは私の「仕事観」で今一番大切にしていることです。

生きている中で、理不尽なことってたくさんあります。
働くことなんてまさにそうです。

それぞれの人が、それぞれの信念をもって、日々仕事をしている。社会に貢献している。それだけですごく尊いことなのです。

時には、「なんで働いているんだろう?」となるときもあります。
・本当にこれは自分のやりたいことなのか?
・周りはどんどん進んでいるのに自分だけ取り残されている

私も社会人になって1年半の間だけで、そんなことはたくさんありましたが、そのうえで今頑張っている自分自身を少しでも祝福してあげられたら、、、と思えると、自分もいいのかなと感じます。

すべての働く人が、幸せでありますように。

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