頼られる人でいなくていいんだよ。スクールカウンセラーからのメッセージ。
「なんか違うんだよな」
「頼られる人でいないと」
すぐ近くで活動しているスポーツ部の掛け声が響く
放課後のカウンセリングルームで、
私の目の前に座る女子高生は、呟きました。
私は、斜め向かいにスクールカウンセラーとして座っています。
はじめまして。
ゆずりや あやこと言います。
青森県の特別支援学校の教員を13年務め、
現在は、HSPや発達凸凹、愛着の課題のある人のためのコーチ・カウンセラーをしています。
今年度からは県立高校のスクールカウンセラーも始めました。
今日はスクールカウンセラーとしてのメッセージを伝えたくて、
心のままにnoteを始めることにしました。
(詳しい自己紹介は、後日書きますね。)
さて、話を戻しまして、冒頭の女子高生。
守秘義務があるので内容は書きませんが、
45分後、きらっと光る目もとを拭って
「あ~話してよかった。先生の手、あったかかった。
もうすぐ大会なんです。」にやっと笑って、部活動に走っていきました。
/
頼られる人でいなくても、
頑張らなくてもいいんだよ。
ただあなたがいるだけで
いいんだよ。
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肩に触れた手から、
どれだけの想いが伝わったかは分かりませんが
私の役割は果たせていたのかな、なんて思いながら
彼女を見送って、私も帰路につきました。
岩木山(別名・津軽富士)と夕日のコントラストに目を奪われながら、
ふと自分が高校生の頃の記憶が蘇ります。
「あの時の私に、
スクールカウンセラーがいてくれたら
どうだったんだろう」
あの時の、というのは高校時代。
秋田県の片田舎、たった25人の同級生と
小~中学校9年間を共に過ごす宿命。
息苦しさから抜け出したくて、
必死で勉強して入った高校は1学年7クラスある進学校。
大して勉強もできない、人付き合いも上手じゃかったので、
気が付けば神経性胃炎になっていました。
親に話しても、
保健室に行っても、小児科に行っても、
どうしたら教室に戻れるのか、
どうしたら休まずに登校できるのか、
そんな話ばかりされて、
「私の気持ちをわかってもらえた」
そんな1番ほしい感情、必要としていた関わりは得られませんでした。
そんな経験をしてきた私が、
紆余曲折を経て、県立高校でスクールカウンセラーをしています。
県立高校にはスクールカウンセラーが常駐しているものと思っていましたが、どうやら実際にはそうではなかったようで、
経験1年目の私が感謝されるのですから不思議な話です。
人を安心させる(とよく言われる)幼い丸顔、
子どもの頃から本を読んで心を耕して培った、言葉の力。
特別支援学校で障害のある子ども達と付き合ってきた13年。
その中で得た障害と支援の知見。
他人ごとではない、超リアルな悩み
(夫婦仲、子育て、家事と仕事の両立、親とのわだかまり)
を解決したくて
300万もの自己投資で得た心理学や対人支援のスキル。
これら全部が今つながって、
1年目でも物怖じしない
スクールカウンセラーとしての自分が出来上がっている、なんて考えてみたりします。
「頼られる人でいなくてもいい」
この言葉は、女子高生に言っているようでいて
自分自身にも伝えたい言葉だったかもしれません。
そんな風に、かつて高校生だった自分に
伝えたくなったのかな。
HSP気質丸出しで、いつもたくさんのことを考えています。
考えているうちに通り過ぎてしまう言葉たち。
今日はすっかり自分語りになってしまいましたが、
これからは考えていること、誰かの力になれるかもしれない体験談、
関わっているクライアントさんに伝えているセルフケア・セルフコーチングのことなど、
noteに書いていきますね。
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