十字レンチで 笑えた
例年より雪が多かった苫小牧、少し遅らせていたタイヤ交換を済ませました。いつも車載工具だけで交換していたのですが、十字レンチ(クロスレンチ)があれば少し楽かなと思い、カー用品店へ。
そして 千円ちょっとで求めたのが、これ!
わが家の軽自動車は、ホイールナットが21ミリです。この十字レンチには21mmが2つ! 「特殊アルミホイールに対応」するという「薄口ソケット」がついていました。わが家のアルミホイールは「特殊」じゃないので「厚口」21mmだけでいいのです。ほかの3つのソケットはすべて「薄口」になっていました。
念のため当ててみると、厚口でもホイールナット穴に余裕がありました。薄口しか入らないようなホイールもあるんですね。(私が使うソケットには目印のテープを巻きました)
もちろんナットのサイズはどちらも同じ21ミリ(ただし、ソケット内径はコンマ数ミリ広い)。薄口の直径は小さいので、矢印の角の部分は心もとない薄さです。
笑ってしまったのは矢印を付けた 2の項目。
「通常は薄口 21mmソケットをご使用にならないで下さい。破損する恐れがあります。」
これを見たとき購入をためらいましたが、その店にはこのメーカーのものしか置いておらず、いずれも同じ注意書きなので他に選択肢はありません。
薄口ソケットで特殊アルミホイールに対応! と書いておきながら、破損するかもしれないから使わないで! って、それはないでしょ。「通常は」ってどういう状況のことかな?
ナット穴が小さい特殊アルミホイールには「薄口21mm」を使わざるを得ないけど、それ以外で使うと強度が足りずに壊れるかもしれないから「厚口」が使えるならそちらを使って、という意味だろうと解釈しました。17mmと19mmの薄口ソケットには注意書きがありませんが、いずれの薄口ソケットも使って大丈夫なのか不安になりますね。もう少し表現を工夫するか、「ご使用にならないで」と言わなくていいようなものにすることが必要でしょう。
クロムバナジウム鋼だし、わが家では厚口しか使わないからたぶん大丈夫でしょう、と購入を決めました。
この十字レンチのおかげで快適に交換作業を終えることができました。
トルクレンチはやや高価なため持っていないので、車載レンチのアーム長と私の体重からザックリ計算したトルクで締めています。そして、空気入れはマキタで完璧っ!
※ 写真はすべて、2022年4月、やぶ悟空撮影