やぶ悟空

2021年春、noteを始めることにしました。やぶ悟空です。 「航空」の分野をメインに…

やぶ悟空

2021年春、noteを始めることにしました。やぶ悟空です。 「航空」の分野をメインに、私が住んでいる北海道の話題も取り上げるつもりです。 ややマニアックですが、よろしければどうぞお立ち寄りください。

マガジン

  • ちょっと古いBMWに、ちょっとだけ乗ってみた

    シルバードライバーの、中古輸入車レンタカー体感レポート

  • 仏アルプスの滑走路

    山岳地の急斜面に小さな飛行場があります。こんな場所に着陸していいの?

  • 北方領土の飛行場

    北海道なのに 行くことができない島々、北方領土。そこの空の事情について、ちょっと知りたい方に…。

  • 樽前山で起きた航空事故

    苫小牧市で発生した航空事故を知っていますか?

  • 北海道の気象レーダー

最近の記事

ブルーインパルスと民間航空機

ことし2024年も「千歳のまちの航空祭」が開催される…ってことなので、前日になって策を練りました。 展示会場には行かない けど、飛行シーンは撮影したい 基地内に入らないのは混雑がヤダから。それに明日は天気が良くないしね。そんな天気だってのに ブルーインパルスを撮影 って無理だよな…と諦めつつも、ロケハンには一応出かけました。 明日の風向きから滑走路は36R。今回がダメでも、飛行コースや飛行範囲を見ておけば今後の参考になるはず。人や車が集まらないところ…つまり飛行場には

    • クマ、怖い~

      子供のころ、「ムゥ 月 ヒィ ヒィ、チョチョンが チョン」と唱えれば ゴロがいいぞ、と 難しい漢字の覚え方を自分であみ出した(つもりの)「熊」。 北海道では ヒグマの生息数が増えているそうで、ここ数年はヒグマによる人や農作物への被害も 増え続けています。 こんな写真を撮っていた朝、本州ナンバーのミニバンの傍らで 椅子にくつろいでいた方に声をかけられました。 「この辺りはクマ出ますか?」 水もトイレもない、空港の作業道路上で車中泊をしている様子に少し戸惑いましたが、滑走

      • 空自の飛行点検機、ラティテュ-ド

        8月下旬のある日、久しぶりの青空を期待して最寄り空港方面へとアクセルを踏みました。さて、トラフィックはどうかな…と flightradar24 で確認すると、「TRIER33」という双発ジェットが飛行しています。 カッコイイこの機体は、サイテーション・ラティテュ-ド(Model 680A)。自衛隊では U-680A と名付けており、「TRIER33」は航空自衛隊が運用する飛行点検機のコールサインです。この日は千歳飛行場の滑走路36Rに進入を繰り返していました。 …ってことは

        • ヤマト深夜便

          クロネコヤマトの貨物専用機、新千歳空港では8月から深夜の運航も始まっています。(冒頭の写真は 朝6時着の早朝便、8月下旬) 8月13日深夜0時23分(12日24時23分)、成田から新千歳に飛んで来たヤマトの貨物専用機、407便(JA82YA)の飛行航跡です。おや、めずらしい進入ルートだね。着陸した滑走路も19Rと、これもめずらしい。 これ、何というアプローチなのか、気になります。 AIP(2024.8.8)には、こんな STAR が載っていました この407便は「NA

        ブルーインパルスと民間航空機

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          5本
        • 仏アルプスの滑走路
          5本
        • 北方領土の飛行場
          10本
        • 樽前山で起きた航空事故
          8本
        • 北海道の気象レーダー
          9本

        記事

          消えた 04FJ

          7月30日付の Aviation Wire で、「FDA、退役4号機パーツ寄贈 頭部・翼端を長野県へ」という記事に目が留まりました。そういや、しばらく前に退役のニュースを見た気がします。 FDA(フジドリームエアラインズ)は、ブラジルの航空機メーカーであるエンブラエル社の “ちょっと小さめジェット機” で地方路線を運航するリジョナル(地域)航空会社… という私なりの理解。2009年の初就航以来、着々と機数を増やし続け、1号機から16号機まで、計16機もの運航体制になっていま

          消えた 04FJ

          戻らぬ主人、乗り捨てアルファード

          ここは新千歳空港にある自走式の立体駐車場。7月下旬、客人を降ろしてから車を入れると、何台か横の 薄汚れたクルマが目に留まった。 いわゆるミニバンだが、茨城県の水戸ナンバーとは珍しい。かなり埃が積もっていて、汚れた窓ガラスには紙が貼ってあった。 ことし3月中旬の日付なので、少なくとも4か月以上はここに放置されていることになる。告知文を貼るまでにも ある程度の猶予期間があっただろうから、実際には半年か それ以上になるのかもしれない。とうに「3カ月経過」しているが、まだ処分はさ

          戻らぬ主人、乗り捨てアルファード

          秋には消える、札幌ACCセクター

          “再編” ってヤツが進んでいます。 ことし「2月に西日本の再編が完了し」てたんですね。そして、続く「東日本の再編」に伴って、札幌ACCが管轄するセクターが消えつつあります。 2024年8月8日から有効となった “ACC Sector Boundary” の図です。赤の枠内は「福岡FIR」の範囲。この図は、フライトレベル(FL)335(高度約33,500フィート)以上の高高度空域のセクターを示しています。 札幌ACCが受け持つ高高度空域は すでに(2024年6月13日から

          秋には消える、札幌ACCセクター

          護衛艦のヘリコプター、苫小牧西港で

          夏になると、苫小牧に自衛隊の船がやってきて一般公開してくれます。ことし2024年は、海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いせ」が 7月下旬に入港しました。ヘリコプター用の空母ですね。 ちょうど北海道へ避暑に来ていた小学生と一緒に見学しました。 船の中に入ると、でっかいエレベーターが出迎えてくれました。ヘリコプターを10機も搭載できるそうで、それを甲板に上げ下ろしする昇降機です。 ヘリコプターになったつもりでその巨大エレベーターに乗り、ガーッと上がっていくとブリッジが見え

          護衛艦のヘリコプター、苫小牧西港で

          紙のヒコーキに驚く

          小学館の雑誌「幼稚園」におもしろそうな付録があったので、つい買ってしまいました。税込1,290円。 これです! わが家に園児はいませんが、この表紙を見てしまうとそのまま立ち去ることはできません。「夏休み、北海道に行く!」という小3坊主の気を引けるかなと、組み立てを始めました。 子供のころは、パーツを丁寧に切り離すことさえまどろっこしくて指でちぎってたっけ。だからケバで見苦しかったり、余計なところまで破れたりと失敗を繰り返してたなぁ。60年の成長を経て、ようやく工作マット

          紙のヒコーキに驚く

          ロシア副首相が 択捉島に

          7月12日の報道によると、ロシアのトルトネフ副首相が12日、北方領土の択捉島を訪問したという。移動手段はおそらくチャーター機だろうと、flightradar24 で飛行航跡を追ってみました。 まず、7月8日にウラジオストクに飛来したのが、機番 RA-09003 のファルコン900EX。これは Gazpromavia(ガスプロムアビア)のVIP用チャーター機です。ガスプロムはロシアの巨大企業で「天然ガスの生産・供給において世界最大の企業」(ウィキペディア)なのだそうです。その

          ロシア副首相が 択捉島に

          A3とQ3(つづき)

          こちらからの続き。 そして翌月に、アウディQ3を借りた。 A3は、それもSラインは車高が低かったから、SUVタイプのQ3だったらどうなのかな? ほんとは街で見かけていいなと思ったSQ2ぐらいのサイズ希望なんだけど、今回のレンタカーでは選べなかったんで…。 まずはこのスタイル。この日は たまに水滴が落ちてくる雲に覆われてるし、さらにこのボディカラーなもんで、いまいち映えない。でもまぁカッコイイ部類かな。 Audi Q3 Sportback 35 TDI quattro

          A3とQ3(つづき)

          A3とQ3

          アウディ、まだ乗ったことないんだよな。でも「クワトロ」っていう4輪駆動システムには昔から興味あってさ。北海道で生きていくのに四駆は必須!って思ってたからね。 そんな若造だったころから半世紀も経っちゃったけどさ、レンタカーのアウディ借りたよ。その黒いA3の走行距離、たった247kmの新車! えっ、いいの? Audi A3 Sportback 40 TFSI quattro 予約してたのは advanced だったんだけど、用意されていたのは S line。ま、いいか。違い

          A3とQ3

          道ばたの白い花

          めずらしく花の話題など…。 6月、南風が続いて太平洋沿岸のわが街には朝から霧笛が響きます。そんなスッキリしない しっとり天気の時は、少し海から離れて北上することにします。 車止めの柵から歩を進めると、白い花の根元がプクッと膨らんだ 道ばたの植物に目が留まりました。 Google Lens で検索すると、「マツヨイセンノウ」と出ます。見覚えも聞き覚えもないけれど、北海道では珍しいものではないようです。マツヨイ(待宵)と名が付くように、夕方から咲く花なのだと。見つけたのは昼

          道ばたの白い花

          白神進入管制区の 3Dイメージ

          このところ 私の note では、4月から新たに運用が始まったターミナル・レーダー管制業務、「北日本広域ターミナル」関連の記事が多くなっています。 (2024/04/13)北日本広域ターミナル、始まる! (2024/05/11)北海道トライアングルs (2024/05/18)狭小空域、青森にも (2024/06/08)日高進入管制区の 3Dイメージ 今回も引き続き「白神進入管制区 (Shirakami Approach Control Area) 」の空域に着目しま

          白神進入管制区の 3Dイメージ

          札幌ACCの空域削減

          この6月13日、札幌航空交通管制部(札幌ACC)の担当空域が削られました。 上段に示したフライトレベル335(FL335)以上の高高度空域は、すべて福岡ACCに移りました。下段のFL335未満の低高度空域でも、FIRの境界付近のセクターは福岡ACCが受け持つことになりました。 S91セクター → F01セクター S94セクター → F94セクター ことし3月21日に行われた札幌ACCのセクター変更は、当然でしょうが これを見越したセクター再編だったようです。 そもそも

          札幌ACCの空域削減

          日高進入管制区の 3Dイメージ

          ことし令和6年の4月18日から、北海道に「日高進入管制区」が、東北に「白神進入管制区」が新たに設定され、ターミナル・レーダー管制業務が行われています。これら2つの進入管制区を併せて「北日本広域ターミナル」と呼んでいます。 今回はそのうちの「日高進入管制区(Hidaka Approach Control Area)」の空域に着目します。 AIPに掲載されている図に色を塗ってみました。北海道の中央部から東の方に拡がる、かなり広い空域が日高進入管制区です。 「FL180」や「

          日高進入管制区の 3Dイメージ