2度目の流産 # 毎日投稿4日目
#毎日投稿4日目
1度目の流産から、ちょうど1年2ヵ月後
待望の妊娠
生理が3日遅れた。
検査薬クリアブルーにてくっきり陽性反応。
うれしかった
でも、それ以上に前回と同じ『流産』
という結果になるかもしれないという不安の方が大きかった
今回は前回とは違い、
妊娠や流産に関しての知識がばっちり。
その分、必要以上に神経質になった。
検査薬で陽性反応を確認した4日後、
つまり生理予定日から1週間後、
約1年ぶりに産婦人科へ。
前回とは別のクリニックへなんとなく行ってみた。
尿検査を済ませ、診察室へ呼ばれる。
『市販の検査薬はいつ試した?妊娠反応がちょっと薄いんだけどね』
『4日前はくっきり陽性でした』と言うと
『超音波で確認しましょう・・時期が早すぎるのかな、まだみえないなー。
これが胎嚢かな・・・。
来週くらいには見えると思うから、1週間後に来て下さい。』
『また流産することもありますか?』
『大丈夫、大丈夫』と、軽く言われた
後味の悪い、悶々とした帰り道だった
その2日後、もう一度市販の検査薬を買って試してみた。
確かに最初より薄い陽性反応になっている。
泣きそうだったけど、泣かなかった
次の日、もう一本あったので試してみた。
昨日より薄い。しかも時間もかかっている
5分経って、ようやく薄~く線らしきものが見えるくらい。
この時点で
『また流産するんだ』と思った
そしてその夜からシクシクと生理痛のようなお腹の痛みが始まり
翌朝、トイレに行くと出血
塊らしきものを冷静に取り上げ保管した。
前回のようなはっきりわかる塊ではなかった。
たまたま実家に帰省していたので、母や妹の前で泣いた。
妊娠することが怖くなり、
もう妊娠しなくてもいいやって
投げやりになってしばらく泣いた。
泣き疲れるとふと
『私の身体に何か原因があるのだろうか、
今後また妊娠しても出産までたどり着くのかな?』
不安と疑問がわきおこり、
きちんと婦人科へ行って話を聞きたい!と
次の日、実家の地元で評判の産婦人科へ行った。
すごく暗い顔をしていたと思う。
この先生に会っていなければ、
その後妊娠し、無事出産することもなかったかもしれない。
ここの先生に救われた。
穏やかな優しい口調とまなざし。
基礎体温表を見せながら、今回の妊娠の経緯を話した。
そして塊を見せた。
『これは、赤ちゃんではないですよ、内膜だね。
子宮の中は確かに今は何もありません。
おそらく、妊娠はしたけれどうまく着床せず
少し遅れて生理がきたという感じだと思います。』
『前回の流産から1年2か月ぶりで
2回続けて流産したことになるんですが
私に何か原因があるんでしょうか?』
先生は少し微笑んでゆっくりとした口調で
目を見ながら話し始めた
『先日5回流産後、それでも欲しいと頑張って、
6回目で出産した方がおられます。
あなたは子宮の形も普通だし、
たまたま2回続いただけです』
『そうですか、、、
今後、妊娠が怖いんですけど、
大丈夫でしょうか?』
『大丈夫大丈夫。
元気を出して、この生理が終わったらすぐ、
子づくり再開していいですよ』
『はい』
すっきりした。
前向きな気持ちになった。
またがんばろうと思った。
そして、
この流産から11ヵ月後、妊娠した。