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1分読書メモ:なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

米マイクロソフト本社でWindows95の開発に携わった方による、仕事における時間術をまとめた本。

”伝説のプログラマー”が書き上げた本ということでかなり期待して読んだが、さすがハッとさせられる内容が多かった。

ビル・ゲイツ氏が仕事の期日に対してかなりシビアであるという話の説明で出てきた、「パーティーでの花の用意の話」はこれまでの自身を思い返すと反省しか出てこない。


ビル・ゲイツ氏からパーティー用の花の用意を頼まれたあなたは、花屋に指定した時間にパーティー会場へ花を届けるよう注文した。
パーティー当日、花屋から「雪のせいで配達が遅れる」と連絡を受けたので、ゲイツ氏に花の到着が遅れる旨を伝えた。
ゲイツ氏は「あなたに命じた仕事はパーティーに花を用意することであり、花屋に電話をすることではない」と大激怒するだろう。
花屋に電話をすることは命じられた任務の一部に過ぎず、不測の事態が起きたとしてもあなたの使命はパーティーに花を用意することである。
言い訳をする人はここを勘違いしている。

本書のメインテーマである「ロケットスタート時間術」はざっくりまとめると以下の感じ。


最後にまとめてやろうという「ラストスパート志向」こそ諸悪の根源。

①上司から指定された期間の2割を見積るための調査期間としてもらい、その期間で猛烈に仕事に取り掛かる
→10日間で渡された仕事の場合、2日間を見積期間とする

②見積期間でその仕事を「ほぼ完成」まで持っていく
→8割方できたという感覚が得られたら上司に「指定された期間で対応できます」と回答する

③見積期間で「ほぼ完成」まで持っていけなかった場合は、これを「危機的な状況」と認識してスケジュールの見直しを交渉する

スタートダッシュで8割が終わったからといってそのままのスピードで仕事を終わらせず、残りの期間は余裕を持ってその仕事の完成度を高める時間として使う。

2割の時間で8割方完成させることができるのか?と思ったが、本書ではそれくらい他の要素を立ち没頭して仕事に取り掛かることが大切だと論じられていた。

こちらは可能な限り自身の仕事の仕方として取り入れていこうと思う。
特に「ラストスパート志向」は思い当たる節が多いので、根絶していこうと思う。

#読書感想文


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