プラットフォーム・ブランディングを読んで。
スマートパーキング(Smart Parking)のブランドをもっと尖らせるにはどうすれば良いのかなと考え、購入しました。
ブランドとは
ブランドと聞くとどういうイメージがありますか?
例
1.ブランドは広告で形成するイメージ
2.ブランドは高級品のことを指す
3.ブランドとはCI、ネーミングロゴのこと
といったことをイメージされますが、実はあくまでもこれはブランドを構成する一部分でしかありません。
では、何かというと、
ブランドとは、消費者の頭の中にある「識別記号」と「知覚価値」が接続して成立する包括した概念
識別記号とは
例:音声・文字・形・色・匂いで識別するロゴや、外観、サウンドタグなど
知覚価値とは
例:コカ・コーラであれば
炭酸飲料を飲んだら、さわやか、刺激的、ハッピーな気分転換
になるような、消費者が購入した時に感じるメリット
ブランド成立の3つのステップ
① 生活者の頭の中で、ロゴなどの識別記号が記憶される
例:赤と白の配色で筆記体のロゴをみればコカ・コーラだと分かる
② 生活者が「識別記号」を見れば「知覚価値」を想起できる
例:コカ・コーラのロゴを見れば
炭酸、さわやかな気分を思い浮かべられる
③ 生活者が「知覚価値」を頭に思い浮かんだら「識別記号」を想起できる
例:「さわやかな気分転換したい」という欲求から「コーラ」を思い浮かべる
↓
③まで行くとそのカテゴリで代表的なブランドといえる。
ブランド形成のメカニズム
生活者のブランド評価=
体験の魅力度×体験の量・時間×体験の一貫性
例:メルセデスベンツがいきなり、ファミリーカーを出して来たら、
困惑する。
ディスカウントストアで叩き売りされている製品を高級品のイメージで広告しても同じものとさえ気づかないかもしれない。
要するにブランドは一貫性のある体験の蓄積で作られる。
感想
最近よく言われている、モノ→体験へ価値観が変化している。これの意味が正直今までピンと来ていませんでした。モノはものだし、アップルの製品は素晴らしいけど、これが体験となにがいえるのか、不明でした。しかし、本書の内容を読むとそういうことかとスッと理解できました。
モノ→体験へ価値観が変化しているというのは、購入前から購入後もどのようにお客さんと付き合っていくのかということをしっかりと定義していかないと、お客さんついて来てくれないんですね。
スマートパーキング(Smart Parking)も駐車場シェアリングサービスの一角を担うサービスとして、どのようなお客さんにどういう価値を提供するのか、しっかりと定義していきたいと思います。
ただ単に駐車場をシェアできて、駐車できるというだけの価値は、他の各社さんも提供できています。だからこそ、スマートパーキングにしかできない価値提供をしていきます。
この著書を読んで考え方変わりましたので、変えていきます。