なぜ、大企業のエンタープライズセールスからスタートアップ、LayerXで挑戦することを決めたのか?

こんにちは。すべての経済活動をデジタル化したい、植木(@y_ukkyy)です!

※今回の記事は、10月から始まっているLayerX 2022アドベントカレンダー(概念)、11日目の記事です。昨日はyashiさん新卒就活中・第二新卒就活中・若手キャリアでの転職を考えている方向けに記事を書いてくれました!

私事になりますが、2022年4月より新卒から約9年間お世話になったソフトバンク株式会社を退職し、株式会社LayerXに入社しました。
現在はバクラク事業部でSMB/MMBセールス・エンタープライズセールス、GTM(=Go To Market)プロジェクトチームに所属しています。

今回は入社エントリの形式で、大企業でエンタープライズセールスに従事していた私がなぜスタートアップ企業に転職したのか、LayerXに入社を決めた理由、入社から約半年が経った新鮮?な気持ちを綴りたいと思います!

私自身と同じような状況、キャリアを歩んでいる方でスタートアップやLayerXに興味・関心がある方々の参考になれば嬉しいです!

簡単な自己紹介

2013年新卒でソフトバンク株式会社に入社、1年目から大企業をお客様としてITコンサルチックなアカウントセールスに従事していました。
お客様の課題・その背景を理解してITサービス・プロダクト、時には人型ロボットをソリューションセールスして世界で一番になった事があります。
趣味はスポーツ観戦、ゴルフ、投資(特にリサーチ・仮説構築が趣味)、わいわいしながら美味しい食事とお酒を楽しむことです!

それでは、ここから本題に入りたいと思います!

なぜ、スタートアップなのか?

元々大企業でキャリアを歩んできた私がなぜスタートアップに飛び込もうと考えたのか?

一般的にIT界隈のエンタープライズセールスとして一定キャリアを積み重ねていくと、キャリアプランとして、現職内で登る or 異動する、内資・外資IT、コンサル、事業会社のDX部門などさまざまな選択肢が出てきます。
※人材エージェントの方々とお話させて頂いた知見も含んでいます。

その中で、私が新たなキャリアに踏み出すことを決めて、スタートアップに飛び込もうと考えた理由は2つあります。

1. コンフォートゾーンにいる危機感

大前提として、前職では多くの良い仲間・上司やお客様に恵まれて、
あらゆる経験を積みながら社会人人生の原点を築かせていただきました。
大企業という看板を背負って、名だたる企業のお客様にさまざまなサービス・製品をご提案させていただく中で試行錯誤をした経験・知見はかけがえのないモノです。

一方で、自分自身がコンフォートゾーン(快適で居心地のいい居場所)にいることに対して、危機感を感じることが度々ありました。
また、後悔したくない気持ちやチャレンジすることでもっと自身のキャリアをより良い方向に向けることができる(今後の選択肢を増やすことにつながる)のではと考え、自身が担当していたプロジェクトが落ち着いたタイミングで新しい環境へ踏み出すことを決めました。

現在、大手企業で活躍されていたり、成果を出されている方でもコンフォートゾーンにいる違和感、所属する会社の看板を降ろしても再現性のある成果を出すことが出来るのか?と自身に問いかける方もいるのではないでしょうか?
ぜひMeetyでお話させてください!

2. スタートアップが挑む課題の変化

前職では法人のIT活用を推進していたこともあり新しいテクノロジー・ビジネスを生み出すスタートアップに対しては常に興味・関心があり、
また、投資会社の側面もありましたので、日常的に国内外問わず新しいビジネスモデル・スタートアップの情報に触れていました。

情報に触れ続ける中で、スタートアップが取り組む課題に変化を感じた事がきっかけの一つです。
ここ数年は製造、金融、小売などの重い産業の業務をテクノロジー・ソフトウェアを用いて変革に取り組むスタートアップが増えている傾向を感じ
日本の社会課題である「労働生産性」、それにコロナなどの外部要因なども加わったことで社会全体にDXが求められていて、自身の経験・スキルなども踏まえてこの挑戦に貢献できそうだなと考えていました。

"当社LayerXも「労働生産性」と「金融生産性」の金融領域に対して、
プロダクトとソフトウェアの力を用いて変革に取り組んでいます。"


さらに取り組む課題の大きさに応じて、資本の調達額、求められる人物像、働き方に変化が生じていて、業務プロセスを熟知しているエキスパートや大手企業に従事していた人材の流動性が高まっている状況もありました。

大企業から新興へ転職者7倍 縮む年収差が追い風(日本経済新聞)

また、長期に腰を据えて課題と向き合うことが必要となるため、
働き方・人事制度面も拡充され、自身の人生に何かしら変化が起きた時でも柔軟に対応できる環境が整ってきています。

“当社LayerXも長時間よりも長期間、柔軟な働き方を推奨しています”

少し話は脱線しますが、自身のキャリアを考える上では10X 矢本さんのお話がとても参考になりました。
会社と個人の距離感はどうあるべきか?をご自身の経験を元にお話されています。

なぜ、LayerXなのか?

スタートアップと同時にLayerXで挑戦をすることを決めた理由を一つだけあげます。
他にも理由はありますので、気になる方がいましたらMeetyでお話しましょう!

SaaS+Fintechへの挑戦に少しだけ気付いて共鳴

LayerXについては現在の事業にピボットする前のブロックチェーン事業に取り組んでいる時から発信されている内容を見ており、SaaS事業にピボット後も準社員(少しでもLayerXに興味を持って頂いている方を社内ではそう呼んでいます)として全ての発信コンテンツに目を通していました。

先日、代表の福島よりLayerXは日本初となるであろう「SaaS+Fintech」に挑戦していると紹介がありましたが、
SaaS事業にピボットした当初はそのような話は語られておらず、なぜ請求書SaaS?とかなり疑問に感じていました。

一方で、個人的な趣味で国内外のSaaSをリサーチしていた事があり、
当時急成長を遂げているBill.com+Divvyのビジネスモデルがおもしろいなと思い、深掘りして調べていました。
そのなかで事業の起点が請求書SaaSであるという事が分かり、かなり薄っらとLayerXのSaaS+Fintechへの挑戦という仮説が立ちました。

・業務をソフトウェアに落とし込んだものがSaaS
・お金や信用の流れをソフトウェアに落とし込んだものがFintech

と定義した場合、
請求書受領後の業務を効率化(SaaS) → 請求書は受領したら必ず支払いが発生 → お金(データ)の流れを抑えることが可能 → BtoB決済?(Fintech)という流れをなんとなくイメージしました。

当初は半信半疑でしたが、仮にこれに挑戦しようとしているとしたら、
本当に実現できたら、SaaSのポジションから金融領域に展開してUXの良いサービスをお客様に提供できるのは?とワクワクしたことが主な理由です。

事実として、LayerXは日本初の「SaaS+Fintech」領域での成功に向けて、スタートラインに立っています。

入社後に感じたことは?

特にセールスの側面から感じた事、それは「提供価値にこだわり、お客様が存分にその価値を享受している」ことです!

セールスに従事されている方、あるいは従事された事のある方であればお客様への提供価値と売上がズレている違和感を少なからず感じたことがあるのではないでしょうか?
私自身も感じた経験があり、ズレが生じないように自社都合やプロダクトを起点としたモノ売りとなっていないか?、顧客課題を出発点にできているか?を問いかけるように常に意識してきました。

LayerXは、セールスメンバーに限らず組織全体で提供価値にこだわっています。
お客様の事を理解するのは大前提として、その裏に存在する潜在しているニーズを汲み取りにいく事を徹底的に実施しており、その結果としてプロダクトに反映されるUI/UXがお客様のサービス選定の主な理由となっています。

お客様にサービス選定の背景をお伺いした際に、UI/UXを第一に上げていただく事に最初は正直驚きました。
この根底にはLayerX羅針盤にある行動指針、価値観、企業文化があり、
組織全体をプロダクトとして提供していると感じています。

まだまだ語りたい

長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
大企業のエンタープライズセールスからスタートアップ・LayerXに移った背景を記載させて頂きましたが、正直まだまだ伝え切れていない事がたくさんあります!

大企業出身でスタートアップに興味のある方、セールスの方、LayerXに興味のある方、少しでも「話を聞いてみたい!」「大企業からスタートアップに移るって大変じゃない?」「ぶっちゃけこれってどうですか?」などなど、ぜひMeetyでお話ししましょう!!

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