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その停滞感は本当ですか?

それが前に進んだか進んでいないかを測るためには、まずゴールがないと測れない。

たとえば、ゴールがずっと向こうにあって、あまりにも抽象的過ぎるのなら、可能な限り現状までブレイクダウンしておきたい。

とにかく、何らかの観測可能な状態にしておきたい。

そうでなければ、「進んだ気がする」「進んでいない気がする」の域を出ることはできない。

「気がする」に囚われた瞬間、停滞感に包まれる。そして、その停滞した雰囲気がプロジェクトを失速させる。最悪の場合、中止に追い込まれる。

雰囲気というよく正体のよく分からないものだが、絶大な影響力を持つもの。
それを調整するためにも、目標を観測可能な状態にして、ほんの少しずつでも、たった1ミリでも前進していることが分かるようにすることは大切なのである。

本当は、宝を発掘しかけているにも関わらず、進んでいないような気がして掘るのをやめてしまう案件は山ほどある。
ゴールを見失うこと、その過程を見誤ることは山ほどある。

意味のある継続こそ最強だと思う。

それには、遠くの目標をしっかり現状までブレイクダウンし、観測可能な現実に落とし込むことが大切なのだ。

前進しているかどうかは、変化の量で測るのではない。変化の量で測ると、必ず停滞感に襲われる瞬間が訪れる。

肝心なのは、目標に1ミリでも近づいたかどうかなのだ。
その停滞感が本当なのか、よく吟味すべきである。


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上水優輝|現象
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