私たちには今日しかない
つまるところ、私たちには今日しかありません。
今、34歳。
「まだ未来がある」
そんな風に思ったりもします。
未来。10年後の自分、1年後の自分、いや、明日の自分でもよし。
紐解けば、それは今日の自分が思っている未来の自分でしかありません。つまり、今日の自分の解釈です。
未来はさておき、過去はもう少し手強い感じがします。
10年前、バンド活動を続けて行くことに迷いが生じたこと。5年前、覚悟を決めて暗闇に向かってジャンプしたこと。1年前、仕事をどうしていくか真剣に悩んだこと。
昨日が今日になったからといって、その事実が変わることはありません。
3月、世界の主要都市がロックダウンしたこと。4月、日本政府ご緊急事態宣言を出したこと。みんなが家で過ごす時間が増えたこと。
いずれもまぎれもない事実です。
でも、そんな過去でさえ今日の解釈の産物です。
失恋を例にしましょう。
1月、大好きな彼女にフラれてしまいました。
2月、死にたいほどにつらい。元カノとの別れは「絶望」を意味していました。
3月、少し回復してきました。
4月、新しく気になる人ができました。元カノとの別れが「トラウマ(恐怖)」になっていて臆病になっています。この時点で絶望という意味が変異していますね。
5月、デートを重ね、信頼関係を育み、4月に出会った彼女と付き合うことになりました。失恋を乗り越えて、今の自分がいる。何だか元カノへの「感謝」に似たような気持ちが湧いてきます。絶望というネガティブな意味が感謝というポジティブな意味に変わりました。
往々にして、マイナスの出来事がプラスの出来事に変わることもある。
過去なんて「今日から見た過去」でしかないんです。
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