【書評】 人を動かす
note初投稿となります。他の方の書評見て真似ての投稿です。
本タイトル : 人を動かす
著者 : デール・カーネギー
こちらの本は世界中の起業家や実業家など様々な人から、「影響を受けた本」として支持され続けている超ロングセラー本です。
題名が「人を動かす」とちょっときつめなタイトル(日本語訳のせい?)ですが、中身は人との接し方など人間関係を円滑に進めるための超良書です!
こちらの本を読むきっかけとなったのはちょうどチームリーダーを任された際にどのように周りのメンバーとコミュニケーションを取ればよいのか悩んでいたときでした。
リーダーのみでなく、新入社員や学生の方など様々な方にもぜひおすすめしたい本です。特にプロジェクトマネージャーを目指す方には必見です!
特にこれは役に立ったと思うお話をいくつか。
「盗人にも五分の理を認める」
デール・カーネギーによると、刑務所に入ってる極悪犯罪者ですら、
「自分は間違っていた。こんな刑を受けるのも自業自得だ」と思っている人は、ほとんどいないそうです。これこれ、こういう理由がありしょうがなかったと。
つまり極刑となった極悪人ですら、自分が100%悪かったと思っていないということは一般の人はもっとなおさら自分が悪いとは思わないだろうということになります。
間違ったことをした人に対して、「なんでこんなミスしたんだ!」という指摘よりも、なぜそのような行動、考え方に至ったのか、本人の立場に理解を示す考え方で指導しましょうよ!ということが書かれています。
私も20代のころは頭ごなしに指摘してくる上司には言い返したりしていた所謂、生意気社員でした。プロジェクトやサービスを任せてもらうようになり、この本を読んでからは一度相手の話を聞いて理解してから考えるようになりました。前には不貞腐れて対応してくるメンバーもいましたが、ほぼいなくなったような気がします。
「重要感を持たせる」
デール・カーネギーは本書で人を動かす秘訣について触れています。
人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。
この事実に気づいている人は、はなはだ少ない。
人を動かす秘訣は、間違いなく一つしかない。
みずから動きたくなる気持ちを起こさせること---これが秘訣だ。
そのためには、相手の欲しているものを与えるのが、唯一の方法だ。
誰もが最も欲しているもの、人間の持つ最も根強い衝動は、「重要人物で
ありたい」という欲求なのだ。
結構私の周りにもお金の面でいい条件なのにすぐに転職する人を見かけました。お話を聞くと刺激がないとか、やりがいがないという理由が多かったと思います。
感想
この本では人との接し方の極意のようなものが豊富に記載されていて、これから管理職になる方、もうすでになっている方、チームメンバーとうまくコミュニケーションが取れている方、いない方全ての人に勧められる良書だと思いました。
自分も購入してから結構日が経ちますがたまにふと思い出したように定期的に読んでいます。
文頭にも記載しましたが特に人を管理する立場にいる方にはぜひおすすめしたい本です。