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自分のスキに向き合ったら急に世界がひらけた話

たにぐちって、自分の好きなものについて喋る時だけ急にめちゃくちゃ喋るじゃん笑
さっきまで黙ってたのに急にどした?w

って、言われることが最近立て続けにありました。しかも全然違うコミュニティの付き合いの人から。

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こんにちは。たにぐち(@tani_maru9)です。久しぶりに文章を書きたくなったので筆を執りました。


さて、好きなものになると唐突に饒舌になるぼく。昔からその自覚はすごくあって、急にオタク特有の早口で捲し立てるように自分の好きなものを語り始めてしまう自分が大嫌いでした。

だって、周りの空気も読まず、自分の好きなものを押し付けるのって、どうなの?って思ってしまうから。自分の好きなものを語りたいのに、少しでも口を開くと堰を切ったように言葉が止まらなくなってしまうのがわかっていて、一言も喋れなくなってしまう。

だから、いつからか、黙ってしまって寡黙なクールなキャラを演じてしまうことが増えました。

でも、自分の中にある熱い気持ちのやり場がなくなって、吐き出したいのに吐き出せない、勝手に苦しんで、どんどん殻にこもっていく、そんな悪循環に陥ってました。


ってことに最近気づきました。


最近、ぼくが好きなこと、得意なことってなんだろう?ってことを考える機会がありました。

それを考えてる時に、「好きなものを好きなだけ語ること」だなと気づいてからすごく自分の気持ちが軽くなるのを感じました。

自分が好きなものの魅力を語ることについて、言葉が止まらなくなる感覚、なにか相手に伝わってないような気がしたらなんとかわかってもらいたいという気持ちから別の角度からアプローチしてしまう感覚。

本当はやりたくて伝えたくてたまらないのに、自分でその気持ちに蓋をし続けて、何も言わないようにしていたということ。

ぼくはバカだ。本当にバカだ。


昔からずっと、ぼくはぼくが好きなものを他人にプレゼンして、布教して、生きてきたんだった。って。その感覚を忘れていた。

社会人になってから、ずっとぼんやりと思考に靄がかかっている感覚があった。今思うとそれは、「夢中」になっている感覚がない、ってことなのかもしれないなって。

それはそうだ。だってできてないんだもん。

何を、とまではわざわざここには書かないけど、小学生の時も、中学生の時も、高校生の時も、大学生の時も、それぞれ自分が夢中になっているものがあって、夢中になっているものをみんなに布教して、

「本当に、たにぐちって◯◯のこと好きだよね〜〜〜〜〜」

なんて言われながら、でも、だんだんと周囲のみんなが、「でも◯◯悪くないかも」って思ってくれるようになっていくのが嬉しかったのを思い出すなど。。。

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ぼくは前職で上司に「自分はリーダーシップというよりも、フォロワーシップの方が強いと思う」って言ったことがあります。

でも、まだうまく表現できないのですが今ではもう少し違う言葉にできるような気がします。

たしかに、自分が何かを率先して作って届けるようなリーダーシップはないけど、でも自分が大好きなものを「推す」ということについては自分が推す姿を見せることで周りを巻き込むようなそんな熱量は出せるような気がする、、というか。

だからもしかしたら、どこかのTEDの動画で見た、最初のフォロワーシップ、という方が近いかもしれないですね。わからんけど。(急に無責任)


じゃぁ、ぼくが今推したい、「スキなもの」ってなんだろう?って考えはじめました。自分がもついろんな好きの共通点を考えて、「アナログ感」がキーワードだなと、整理しています。


Q:アナログ感?

A: アナログ感です。

ぼくが好きなものを列挙します。

生き物、水族館、写真(カメラ)、お芝居、お笑い、大道芸、サーカス、腕時計、文房具(ノート、万年筆)、イラスト、読書、ボードゲーム、TRPG、マーダーミステリー、脱出ゲーム、謎解き、and more…

リアルに自分の体で触って感じること、自分の体で表現すること、が僕にとって大事だし、ぼくの感性を刺激してワクワクさせる、ぼくのスキなものだなって思いました。

だから、アナログ感、という言葉にまとめました。
それと同時に、就職してからITの世界 (デジタル)にいることに違和感を覚え始めました。ぼくはプログラムとかを好きだと思い込んでいただけなんだと。

そして、ぼくは思い出しました。

…囚われていた屈辱を…

というのは冗談で、

ぼくが、ジャグリングに夢中になっていた学生の時に書いた文章です。

機械だとかAIだとか言われているけれど、それでも私は「人間が人間の体を使ってやるからこそ」というものに価値があると思うし、大事にしたい。
だって、たくさんのボールをジャグリングするロボットがあったとしても、確かにすごいと思うかもしれないけど、人間がやってみせた時に思う「すごい」とは質が違うと思うから。

これは、ぼく自身、今でも同じ考えだし、割と自分の根底にある感覚だなと思いました。


そして新卒の就活の時に考えてたのも、結果的にはいわゆるITベンチャーに入社することにはなっているとはいえ、

「良いものを作ったからと言って売れるとは限らないこの世の中で、良いものをちゃんと世界に届けるということをしたい」

という気持ちから広告代理店を調べていた時に出会ったところなわけであって、なんとなく、時流に流されて、自分の興味があるものへの感覚を忘れてしまっていたけど、ちょっとずつ思い出してきた感じがしています。


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ぼくは、人間関係をスムーズにするような建前を使えるほど器用じゃないし、自分の信念は曲げられないほど頑固で、自分に嘘をつけないようなしょうもない人間だけど、

そのはずなのに、ずっと自分の感情に嘘はつきたくないから、それに蓋をしてみないようにしてきていたらしい。

自分の「好き」に気づいてしまったのでぼくはもう、嘘をつけなくなりました。

ずっと曇ってた思考が急に晴れて、自分のやりたいこと、やってみたいことへの思考が止まらなくなって、今は体にエネルギーが満ちているようなそんな感覚になっています。

これからどうするかはまだ決めてないけど、もう少し自分の感情に素直になってやりたかったけどできてなかったこと、やろうと思いました。

というお話。

好きなものについての文章もっと書いていこうかな。


たにぐち


最後まで読んでいただきありがとうございます。