試験2週間前|どう乗り越えるのか?|司法試験逆算日記

試験本番まで2週間となった……

2週間は長いようで短い。それだけに不安感が大きくなる時期でもある。


2週間前ということで、大きな不安が押し寄せるかもしれない。
また、夏の暑さが強くなり、体調も崩しやすい。

心身ともに乱れやすい時期であろう。

なんとか乗り越えるためにも、早い段階からやるべきことをイメージしておく必要がある。


この時期に多い相談としては

・短答式試験が不安である
・選択科目が不安である

ということが挙げられる。

短答式試験は、論文対策に重点を置いてきた結果、手が回っていない分野があるという方も多いであろう。

選択科目に関しても、学習時期が基本科目よりも遅くなるため、やり込む量が基本科目より足りないと感じているかもしれない。

ただ、これらは2週間あれば解消することができるであろう。

まず、短答式試験に関しては、短答プロパーとされる分野に関しては、元々直前に詰め込むことで得点が上がりやすい単元である。細かいところまでフォローできるとよいが、司法試験に関してはそこまでやらなくても正解に至ることができる肢の並びであることも多い。そこまで怖がらなくてもよいであろう。

また、選択科目は難問奇問が出されるようなものではない(※私は環境法を指導している。他の科目に関しては他の講師や受験生による評価を参考にしている。)。そのため、基本知識、原理原則を丁寧に確認し、過去問を解きながら科目の体系をしっかり確認しておけば良いであろう。

上三法に関しては、短答式試験を多めにしても問題ない。その知識が論文でも活きるからである。

下四法の知識確認、上三法の短答式試験を軸にした論文への繋ぎ、選択科目が主に行うことになるであろう。

もちろん、個別の事情によって進め方は変わるため、個別ミーティング等を利用して各自に合った対策を講じてほしい。


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安田貴行|リーガル・インストラクショナル・デザイナー&ストラテジスト|30代からの司法試験・予備試験
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