カメラの形は写真に影響するか?
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写真が好きな人が必ず考えるのが「カメラ何買おう?」です。カメラやレンズについて考えすぎるとそれはそれで良くない方向に行きそうですが、多くの人にとって「何で撮るか」というのは非常に重要なことです。今回は私が考える結論を先に言います。
「何で撮るか」の主な違いはメンタルである
センサーサイズとか連写速度とか色々あるやん!という話ではあるんですが、カメラを色々使ってみて、カメラの形や大きさがメンタルに与える影響の方が大きいんじゃないか?と思ったわけです。悪く言えば「カメラに使われている」、良く言えば「道具を変えるだけで作風を変えることが出来る」ということになります。私個人としては、カメラによって作風が変わることを肯定的に捉えています。
具体例で考えましょう。ここにRICOH GR3と、18mmのレンズを付けた富士フイルム X-T2があるとします。この2台は大きさが全然違うカメラですが、センサーサイズは同じAPSCです。画角も似たような感じなので、同じ絞り値とシャッタースピードで撮影すれば、理論上は似たような写真を生み出すことが出来ます。
ただ、持った時のメンタルの違いによって似たような写真にはならないと考えます。具体的なカメラ名をあげつつ、タイプごとに言語化してみましょう。
GR3……コンパクトデジカメ。一言で言うと「良くも悪くもラフ」
ファインダーがないので、良くも悪くもラフに構えます。モニタが固定式であること、無理のある姿勢で撮るイメージがわかないことから、撮影姿勢はアイレベル〜中腰が基本になりがちです。
E-M1 markiii……バリアングルとファインダーがある一眼タイプのカメラ。一言で言うと「妥協しない1枚を狙う」
ファインダーをのぞき、ファインダーの中の世界に没頭し、バッチリ構図を固めます。バリアングルを活用し、ハイアングルやローアングルも積極的に用います。あらゆる手を尽くしてベストな1枚を考えていくイメージです。
Gx7markii→レンジファインダーとチルトが着いたカメラ。一言で言うと「ファインダー半分、外界半分の意識」。
コンデジと一眼の間を埋める存在です。ファインダーがあるものの、使わない時もあります。レンジファインダーの位置は光軸から少しズレること、一眼レフの位置に比べてやや安定感がないことから、ファインダーに全集中するイメージはないけど、コンデジよりは意識を集中させる、くらいのイメージです。
上に書いたことは特にカメラの性能は関係なく、単純にカメラの大きさや形が生み出す違いを考えたものです。本当はレンズの大きさや重さも影響してきますが、今回は一旦カメラ本体の違いのみで考えてみました。
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