写真において色を考える
無料公開中です。今回はあまり話がまとまっていません。こんな考え方もあるんだな〜というくらいで読んでみてください。
最近の私のYouTubeでは画像編集のBefore-Afterなんかを載せていますが、それをやっていて写真の編集の仕方も色々あるよなと思います。私自身半年ほどwebで未発表の作品を1枚以上含めてInstagramに毎日アップロードする活動を続けていますが、毎日編集していると色々編集のやり方を考えるわけですね。今回は最近ホワイトバランスの件や他人の動画を勝手に色編集するのはどうなのか?等々で話題になった色について考えてみます。
前提として、記憶色=目に見えている色と考えた時、記録色(=正確な白を出した時に出てくる「正しい」色)に対して記憶色はかなりいい加減な色になります。例えば白熱電球下で白い皿を見た時、人の目にはややオレンジがかって見えますが、正確な色としては純白のはずです。一方で、例えばカメラ側のホワイトバランスを常に太陽光に固定した状態で白熱電球に照らされた部屋を撮影すると、これもまた人の目には色が被っていると認識され、これまた記憶色と乖離します。
何が言いたいかというと、人間の目をカメラに例えた時、人間の目は決して固定ホワイトバランスではないが、かといって記録色を出せる優秀なAWBでもないということです。たとえ人間の目と全く同じように現像したとしても、それは正確な白色を出した記録色ではありません。
私が写真を編集する時に重視することは、正確かどうかは一旦脇におき、表現したいメッセージが表現出来ていることです。記憶に対して、または記録に対して正確な色でも良いし、正確な色でなくても良いけど、表現したい色にはなっていてほしい、という感覚です。これを実現するためには、今この写真において被写体に蛍光灯の光が当たっているから、マゼンタを足せば出したい色になる、みたいなことを考える必要はやっぱりあります。出したい色のためなら、この部分は色温度を変えるけどこの部分は変えない、みたいな部分補正も大いに使っていきます。
見る人目線に立った時、撮って出しがどうだったとか、その人の記憶色がどうとか、記録色だとどんな色だったとか、そういった情報は基本的に知ったことではありません。それを肝に命じながら、見た時相手ににどう伝わりそうか? 表現したいことが表現できているか?をフラットに見て色作りをしていくのが良いと考えています。
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