オリンパスの12-100mmという神レンズについて
※無料記事です。
ここ最近はE-M1 mark3にM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROを付けての撮影が多いのですが、撮る度に「良いレンズだな」と思わされるレンズです。今回はこのレンズへの愛をひたすら語っていく回です。
まず、このレンズの特筆すべきは画質。この手の便利ズームでよく枕詞としてつく「便利ズームの割に」という話ではなく、普通に画質が良いです。
画質が良いの定義ですが、私個人として画質を評価する時は、一般的な定義よりも少し広い言葉として捉えて評価します。具体的には下記3つの観点です。
①解像度の高さ
②逆光での色やディティールの残り方
③明暗差が激しい場面でのハイライト・シャドウの粘り
どの観点においても「便利ズームにしては」ということ抜きにして素晴らしいです。
次にすごいのは異次元の手ぶれ補正。1/30なんてぬるいシャッター速度速度ではなく、1/4や1/2ですらしっかり構えればブレない。これは脅威的な手ぶれ補正と言えます。他にも手ぶれ補正入りレンズを使ったことがありますが、OM-Dの12-100mmは異次元です。加えてこの手ぶれ補正は流し撮りの時にも大いに役立ちます。たまに失敗して背景が流れず被写体だけブレる事象が発生するのはご愛嬌ですが、あまり得意ではなかった流し撮りの打率を大いにアップさせてくれました。
続いて焦点距離域の広さ。いわゆる便利ズームで、換算24-200mmをカバーします。特筆すべきは広角端の換算24mm。個人的に24mmの画角はよく使う画角で、フルサイズでは24-70mmや24-105mmをよく使っていたので、24mmスタートは体に馴染みます。よくあるAPSCの18mmスタートだと、換算27mmになるので若干狭いんですよね。
さらに軽さ。この高画質とズームレンジ、手ぶれ補正とモリモリな性能ながら軽い。E-M1と組み合わせたときの重さは1キロくらしいかありません。しかも重さのバランスが良いので、不快感のない重さです。
最後は、良い意味で真面目な造りであること。描写や使用感にクセがあると、どうしても「このクセを活かしてやろう」というレンズ主導の発想が入ってきてしまい、その場でベストな選択を取ることを邪魔してしまいます。その点、このレンズは真面目に性能を突き詰めたレンズです。あくまで撮り手はレンズの個性に振り回されず自分の個性で撮りたいイメージを追求できます。そしていざ撮る時に発生するちょっとした困りごとは、大部分をレンズにサポートしてもらえる、というわけです。
以上、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROへの愛を語ってみました。これだけ気に入って使い込んでいる理由が少しでも伝われば幸いです。
(念の為書きますが、ステマでもなんでもありません。普通に自分のお金で買って使ってみての感想です)
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