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2023年振り返り

早いもので、2024年が終わろうとしています。

ということで、2023年を振り返ってみることにしました。(?)

というのも昨年、X(旧Twitter)にこんな投稿をしていたからです。

適当に投げた上の投稿をたまたま思い出してしまい、

「昨年の振り返り、そういえばしてなかったな。」

と思ってしまったわけです。

というわけで、いざ2024年末になってみればめんどくさいしまた来年末にでもと一瞬思いましたが2024年を振り返る前に、2023年をさくっと振り返っておきたいと思います。有言実行。


2023年振り返り

2023年はこの試合から始まりました。

結論から言うと、2023年は「やりたいことがわりとできた一年」でした。

なんかやりたいな、と漠然と思っていたことを実行に移せた年となり、大体のことは思い通りに進み、それぞれ思った以上の結果が得られました。(大会成績はぼちぼちでしたが。)

ということで、2023年の主立った出来事などを以下のように分け、それぞれ簡単に振り返ります。


  1. 試合成績

  2. 道場移籍

  3. KIT6

  4. ブログ『柔術旅』開始

  5. 『スパーリングで落ちるんじゃないよTシャツ』販売

  6. 2年弱の東京生活を終え大阪へ


※移籍や転居は自分の中ではもはや定例行事になってきていますが、世間的には大きめなイベントだろうということで入れておきました。ちなみに2024年も移籍と転居、どっちもします。

1. 試合成績

九州柔術選手権初戦

まずは試合成績から。

結果は以下の通りでした。


12大会19戦12勝7敗

  • プロマッチ1試合

  • 国際大会1大会1試合(アジア)

  • 全日本大会4大会5試合

  • 地方大会6大会12試合
    ※優勝計6大会

Gi:15戦9勝6敗
・階級別12試合(8勝4敗)
・無差別3試合(1勝2敗)

No-Gi:4戦3勝1敗
・エキスパート階級別3試合(3勝)
・帯色階級別1試合(1敗)


2022年にあまり大会に出ていなかった分、2023年は大会出まくる!と決めた結果、12大会に参加。(もっと出ていた気がしましたが以外とこんなものでした。)

最初の試合は、後述のKIT6でした。

2022年1月に上京したはよいものの、その後成長の実感が持てず環境を変えた頃合いにちょうどオファーがあり、参戦。

そして、見事惨敗。

これを機に「地方からのやり直し」ということで、地方大会にも積極的に出ることにし、その結果上記のような成績となりました。

地方大会への連続参加が少しの自信に

中国柔術選手権階級別初戦

今一度、初心に還ります。
勝ち負けに大きく拘らず、場数を踏み経験を積みます。
全国的に積極的に大会へ出場し、練習と出稽古を重ねていこうと思います。

一週間経って冷静になってきたのでKIT6を振り返ってみた。

「自分は名前こそ知られていても、
 そこら辺の一紫帯くらいの強さしかないんじゃないか。」

という思いが大会に出始める前は強くありましたが、地方大会ではほぼ負けず、そのおかげで「自分はそこそこやれるやつなんだ」ということがわかりました。(その後、全日本ではすぐ負けたのでやっぱり“そこそこやれるやつ”止まりでした。)

また、大きい大会での成績は振るいませんでしたが、全日本ノーギ柔術オープントーナメントでは思わぬ優勝を手にできました。

この大会は自分でもまさか優勝できるとは思っていなかったので、現実味を感じず嬉しいという気持ちは後からじわじわと出てきたのを覚えています。

これが2023年の試合でのハイライトと言えるでしょう。

2. 道場移籍

年季が入ってきた紫帯

ここから(2〜6)は時系列で書いていきますね。

TF東中野からTF池袋本部へ

ちょうど入会して一年になる2023年1月にTF東中野を退会し、古巣でもあったTF池袋本部へ。

理由はあまり覚えていませんが、柔術に集中してTF池袋の人たちとまた一緒に練習しよう、と思ったのが理由だったと思います。

というのも、TF東中野には柔術以外にもキックボクシングだったりMMAクラスがあり、そっちもたまにやる趣味程度でやれたらな、と思って当初は入会していたからです。(他にも理由はありましたが。)

ですがキックボクシングもMMAもなんか違うな、とわりと早い段階でなり、都内での引越しや他の理由も重なって、また柔術に集中するためTF池袋に戻ろう、となりました。

この移籍直後、KIT6のオファーをいただきます。

3. KIT6

当日はめちゃくちゃ緊張しました。注目度の高い舞台は苦手みたいです。

初めてプロマッチに参戦し、惨敗

TFからも誰か出せないかと打診があったようで、ありがたいことにご推薦いただき、KIT6に出場することとなりました。

話を受けたのは本当に移籍直後のことだったと思います。
たしか1週間も経っていなかったような。

脚立にスマホを立ててKIT用の写真を撮ろうとしたところ、スマホが落ちてたまたま取れた写真。この写真が2023/2/10のものでした。

ということで満を持して参戦しましたが、前述の通り惨敗。

(今さら改めて書くような感想もないので、ご興味ある方は以下の記事をご覧ください。)

これを機に、先ほども書いた通り「地方からのやり直し」ということで、全国柔術行脚を始めます。

と言っても、柔術の大会に出ながら全国を回ってみたいな、ということ自体はそれ以前からも思っていたので、前述のように自分の実力を計り直す意味も含めて、じゃあ、今やるか、となったわけです。

そして、「柔術しながら旅をする」、がコンセプトのブログ、『柔術旅』へとつながっていきます。

4. ブログ『柔術旅』開始

2018年に出場したフィリピン・マニラでの試合が背景画。

たぶん2023年一番大きな出来事だったので、長いです。

2023年6月12日公開

地方の大会へ出始め、5月の九州柔術選手権、全日本ノーギ柔術オープントーナメントを終えた後、6月12日にブログ『柔術旅 ~BJJ JOURNEY~』を公開しました。(以下、『柔術旅』と書きます。)

本当は全国行脚を始める前の4月頃に公開予定でしたが、準備が間に合わず。

ということで、全国行脚を始め、全日本ノーギ柔術オープントーナメントで優勝し、自分への注目度が高まった頃合いの6月に標準を合わせ、なんとか間に合わせて公開しました。

この辺のことは当noteのマガジン柔術旅のしおりに書いているので、気になる方は下記リンクからご覧ください。(読み返してみると意外としっかり書いていて自分でも驚きました。)

告知段階から思った以上の反応が

ブログ『柔術旅』の構成はざっくりまとめるとこんな感じ↓

  • 旅日記(自身の旅の記録)

  • 取材記事(旅の経験がある柔術家へのインタビュー)

  • ブログ(柔術と旅に関するお役立ち情報など)
    ※公開当初は出稽古録というのもありました。

「まぁ今までテクニック解説や初心者向けのブログはあったけど、こういうコンセプトの柔術ブログはなかったしそこそこ注目されんじゃないか。」

とは思っていましたが、それでも思った以上の反応がありました。

まず公開のお知らせツイートは公開日までで125いいね、22リツイート、1.9万インプレッションとかなりの反応が。(ちなみに公開ツイートは45いいね、20リツイート、2万インプレッションでした。)

また、Instagramアカウントは公開発表後から1日30〜50人単位で増え続け、数日後すぐにフォロワー200人になりました。

この数字が多いのかどうかはわかりませんが、自分としては当初予想していた以上の反響でした。

ダミー記事と取材記事に注目が集まる

取材させていただいた現TF蒲田インストラクターの坂野さん

その後、地方大会に出る毎に記事を書き、大会に出てない日も時間があればお役立ち記事を書きました。

その中でも特に反応が多かったのは、グラップリングダミー人形に関する記事と、取材記事でした。

グラップリングダミーについて徹底解説!

グラップリングダミー人形の記事は、知り合いから買うならどんなものが良いか聞かれたのを機に書いたもので、要はその質問へのアンサー記事だったわけです。

それが案外多くの人に刺さったようでした。

坂野さんのディープな柔術旅を取材

また、取材記事は「なんか他の柔術ブログもインタビュー記事とか書いてるし、俺も書いてみてぇな。」という単純な動機から書くことを決め、ブログのコンセプトに則り旅人系柔術家に取材することにしました。

ということで、当時TF東中野インストラクターであった元同門の坂野さんを取材することに。

取材記事どころか取材すらしたことなかった上に、当時坂野さんの知名度も今ほどなかったため、読まれてもそこそこだろうなと思っていました。

が、結果としてこの記事も思った以上に読まれました。

記事は全部で三部作となりましたが、特に三記事目はX上で55いいね、28リツイート(内15引用リツイート ※自分の引用を除く)、3.4万インプレッションとかなりの反応がありました。

シンプルに、

めっちゃみんな読んでくれるやん……

ってなったのを覚えています。

ということで制作過程?みたいなことをStand.fmで語っていたみたいなので、気になる方は聴いてみてください。(自分でもStand.fmやってたの忘れてました。)

3ヶ月で収益化、5ヶ月で月1万PV達成

ブログ『柔術旅』はAmazonアソシエイトプログラムに参加しています。

その他の記事もわりと読まれ、ありがたいことにブログ『柔術旅』の知名度は一気に広がりました。

(↑こんな記事もけっこう読まれました。個人的にリンク付きポストってそんなに反応つかない印象なのでわりと驚きです。勢い故ですね。)

そして、3ヶ月目には初収益、5ヶ月には月1万PVを達成しました。


マクサン - 『PV数でわかるブロガー番付|あなたのブログはどのレベル?』から引用

ブログ業界では月間1万PVで中級者と言われるようなので、晴れて中級者ブロガーになりました。(別に目指してなかったけど)

柔術で言ったら青帯ストライプ4本くらいでしょうか。

まぁそんな肩書きのことはどうでも良いのですが、それだけ多くの方に読んでいただき、それだけの役立つ情報や知識を届けることができていると思うと嬉しい限りです。

全国柔術行脚の旅

四国柔術選手権へ仲間と向かう車内。素敵なお車すぎて急にハイエンドな旅感が出ました。

ブログ『柔術旅』の振り返りは以上にして、次は実際に行った柔術旅(全国柔術行脚の旅)について簡単に。

前述の理由で地方の大会に積極的に出場すると決め、九州、四国、中国、東北の各選手権に参加。

そしてその旅の過程で多くの出会いがありました。

まさに旅、って感じですね。

関東〜関西をまたぐ2回のバイク旅

旅先の宿にて。ええバイク。

大会以外でも、関東〜関西を2泊3日で横断するバイク旅二度実施。

それぞれ中継地で出稽古を敢行し、こちらでも多くの人との新たな出会いがありました。

  • 関西→関東(8月)
    関西にあったバイクを東京に持ってくる過程。
    お盆期間だったため、地元福井から関西に行き、その後また福井に立ち寄ってそのまま北上し北陸を経由して東京へ。
    大阪では年に一度の合同練習会『柔術で充実』に参加。
    富山でEvermove、長野で飛翔塾HMDさんにお邪魔しました。

  • 関東→関西(11月)
    関西に帰ることになったのでバイクを持って帰ることに。
    結局関東にいる間はバイクに一度も乗りませんでした…。
    今回は東海エリアを横断して最短ルートで大阪へ。
    静岡でRRT、愛知でAlma Fight Gym Homiesさんにお邪魔しました。

各道場のクラスやシステムの違いを実際にこの目で見比べるのがけっこう好きなので、2023年は出稽古にたくさん行けてよかったです。

2023年の主な出稽古先。右下は出稽古で5人の方が来られたTF大阪年末出稽古祭りの写真。

5. 『スパーリングで落ちるんじゃないよ』Tシャツ販売

通称NFDRTシャツ。

ノリで売ったら41枚も売れてしまう

主だった出来事は以上ですが、ノリで作ったTシャツを販売したことも2023年を振り返る上で欠かせません。

Xでたまに起こる“ノリ”で、勢いのままに『スパーリングで落ちるんじゃないよ』Tシャツを販売することに。

Xの投稿は5万インプレッション。

なんでそんなに見られてんだ…。


そしてこれがわりとちゃんと売れてしまいました。

なんでみんなそんなに買うんだ…。

41件て…。


なんにせよ、とてもありがたいことですね。

それについてもまとめた記事があるので、気になる方は下の記事をご覧ください。

6. 東京生活を終え、大阪へ

いわゆる“TF大阪三羽烏”に戻るときが?

10月に全日本選手権が終わり、一旦東京生活に区切りをつけ、大阪に帰ることにしました。

2023年に出場した大会は勝ち数の方が多く、そのままの勢いで良いところまで行きたくはありましたが、そう甘くはなく結果振るわず。

大阪へ帰ることを決めた理由や、気持ちの変化などは下記の記事に書いたので、今さら改めて書くことはありません。

実は上京生活は二度目でしたが、二度目はやり残したことなく離れることができたと思います。(一度目はふわっとした気持ちで上京してしれっと東京を離れたため、なんとなくやり残した感があった。)

ということで、約2年の東京生活を終えました。

ヤマトの人に担がれるグラップリングダミーの吉田くん。

2023年の総括

いろいろあって帰阪し古巣TF大阪へ。古巣が多すぎる問題。

ということで、2024年末に2023年を振り返ってみました。

一年越しに振り返ってみると、

あーそういやこんなことあったなー

こんな考え持ってたんだなー

こういうことを頑張っていたんだなー

こんなことに夢中だったんだなー

と、すでに忘れられていた記憶が徐々に蘇ってきて、一年前のことながらすでにとても懐かしく、また、それらがとても古い記憶のように感じます。

2023年の自分は、良くも悪くも今の自分とまったく違う考えを持っていたり、まったく違う行動をしていたりするので、まるで他人の人生をのぞいているような変わった感覚になりました。

自分の記憶ではなく、他人の記憶を見ているような不思議な感覚。

それだけこの一年で、自分という人間や、自分を取り巻く環境が、変わったということなのでしょうね。

たぶん周りの人から見たらあまり変わっていないのかもしれませんが。


2023年は、最初にも書いた通り「やりたいことがわりとできた一年」になりました。

全国的に大会に出たり、柔術ブログを始めたり、その中で取材記事を書いてみたり。

どれも前々からなんとなくやってみたいなーと思っていたことだったので、実行に移せてよかったです。

また、初のプロマッチとなったKIT6やノリで作ったTシャツ販売などの経験は、まさに思わぬ機会に恵まれてのもので、印象深く記憶に残るイベントとなりました。

さらに、KIT6や柔術旅きっかけで知ってくださった方からお声がけいただく機会が増え、良くしてくださる知人も増え、その分恵んでいただける“機会”も増えました。

実はもう少しいろいろある予定だったのです、2023年は。
まぁ実現はしなかったけど。

それでもいろいろあった一年だったな、と思います。

自分の人生を通しても、濃い目の一年でした。


2023年は、成長を感じた、というよりも、
常にバタバタしていて楽しい一年でした。

一旦自分の全ての取り組みに区切りをつけ、東京を出ることはしても、この一年の勢いはそのままに、違う方向にプラスに働かせていけるようにしよう。

そう思って2024年を迎えました。
まぁ、そうはうまく行きませんでしたが。

山。


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