ペロペロ事件でラーメンは2,500円になるか
ペロペロ事件が世間を騒がしました。Youtuberが成功事例アイコンとなる若い世代では、「目立てば何でもいい」という人物が一定確率で現れる傾向があり、迷惑なものです。
私はアメリカに住んでいますが、アメリカ人の方がよほど「何でもアリ」なことをする人があちこちにいそうです。でもペロペロ事件のような話を聞くことがありません。なぜか。
答えは簡単で、教育レベルの低い家庭はそもそもレストランに来ないからです。アメリカではラーメン2,500円とか当たり前で、家族4人でラーメンを食べて$100のレシートが来ると「安いなあ」とか思ったりします。日本ではラーメンが800円で食べられるという夢のような国であるがゆえに、教育レベルの低い子ども、家族もラーメン屋に「来れてしまう」のです。アメリカのラーメン屋で店内を見回すと、小綺麗で上品な家族しかいません。店の前には高級車がずらりと停まっています。
ペロペロ事件が起こると、企業は対策せざるを得ません。対策は全てコストですから、それはサービスの価格に転嫁されます。その結果日本でもアメリカ同様、ラーメンは最低2,500円になり、ペロペロ少年はラーメン屋には来なくなります。
今後そのようなことが起きるような気がしています。日本のかつて良かった部分が一つ一つ失われていく、残念なことです。