人間の感情をドライブする脳内物質に「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」「アドレナリン」等があると言われていて。 「ドーパミンドバドバ」なんていう言い方がありますけど。 「24時間働くモーレツビジネスパーソン」とかいう人も、それって要するに「常にドーパミンがドバドバ出る体質の人間」というだけのことだったりするんじゃないか?と最近思っていて。 根性論を振り回す人は世の中に、会社組織に、たくさん見かける。でもそれは、「ドーパミン体質」の人が勝ち抜いて、リーダーになっ
noteつながりの友達であり、いまや会社の同僚である大将に質問されて、 私が生業にしている「生産現場カイゼン」について話していたら、大将の質問のポイントが鋭いので時々困りましたが、ちょっと面白かったので会話をそのまま載せちゃえ、とnote記事にしてみました。 *************************** 大将の質問から会話は始まります――― ―TPM (Total Productive Maintenance: 設備管理を中心とした現場カイゼンの手法)は消
アメリカの工場で勤務しながら、仙台のNPO「STORIA」を支えるプロボノ活動をしています。 「STORIA」では、経済的困難に直面する子どもを支えるにあたって、「君はありのままでいいんだよ」という、本人の元々の輝きを引き出すアプローチをとっています。 そのアプローチをとるには、私たち大人が、叱るでもなく、押し付けるでもなく、「ありのままの子どもの輝きを信じて寄り添う」ことが大事です。 それを実行するには、私たち大人の一人一人が自分の人生をマインドフルに生きているのか
ビジネスは組織で行う以上、様々な、複層的構造があります。 「相手の動きが自分の意図と違うな」と感じるとき、相手に働きかけるだけでなく、相手がその先に、誰とどんなコミュニケーションをしているのか。その先に思いを馳せて先回りをすることが仕事をスムーズに運ぶコツだったりします。正攻法に比べると、ちょっと「ブラックな」ノウハウだったりもするのですが、私の経験上の「あるある」ケースを幾つか紹介します。 動きが悪い営業には肩代わりをする 取引先に要領を得ない営業がいたりします。
F1レースの実況なんかでたまに「ビクトリークルーズ」という言葉が聞かれます。 2位以下に複数周回差をつけた圧倒のトップで、挽回されるリスクは無い。詰めようの無い差が出来ているからもうコーナーを攻める必要もなく、余裕の運転をする。 トップレーサーからすればあとは、リラックスした、ただの周回消化。 歓声を浴びながら、勝利の確信へ向かっての余裕のドライブ。 ビジネスの場においてそんな状況が実現できたなら、どんなに強力なことだろうかと思います。そのような状況を実現させるよ
なぜ生産現場はカイゼン活動をするのか。第一義的には生産性を上げる、コストを下げるため、ということになるでしょう。しかし私は、それだけではない複層的な根本理由がある、と考えています。 以前、私は全世界のグループ企業から技術幹部を呼び寄せる研修プログラムを担当していました。私はいつも、名古屋市にある「トヨタ産業技術記念館」の見学をプログラムに組み入れました。日本のトップ企業と言われるところにある「何か」に触れて欲しい。 何度も訪問して私が感銘を受けたものは、決してクラシッ
近頃「パーパス経営」というキーワードが持て囃されるようになりました。 パーパス(目的)や価値観、というものを組織で共有し、従業員の共感を集めれば、会社をある方向に進める強い推進力が生まれる。 ステキだとは思いますが、現場で観察すると盲点のようなものを感じることがあります。 当初は良い勢いを生み出したものも、世代交代と共に失速してしまう。 創業者カリスマ社長が築いた強烈なカルチャー。二代目もその薫陶を受けて育ったけれど、初代に比べビジョンや精神性は失われてしまった。
私の小学校の先生はいつもこの言葉を繰り返されました。 「継続は力なり」。 私に音楽というライフワークを与えて下さった先生でした。 「大人になった時に『先生がこんなことを言っていたな』と思い出してくれればいい。」 その言葉通りに、今まで自分が歩んだ道のりのバックグラウンドに息づいていると感じます。 基礎教育、小中学校の先生という職業は、何と人生に大きな影響を与える仕事だろうか、と思います。 ビジネスでは一年スパン程度の数値目標管理に縛られ、数年先のことすら見失い
サラリーマン人生を五十路近くまで生きて来て、リーダーシップについて想うことのひとつです。 「いいコトが起こりそうだ」、リーダーはこの感覚を大切にすべきだと感じます。 リーダーとしてチームを率いる立場になると、実務担当だった頃に比べ、「タスク管理」の内容が変わってきます。 自分自身がタスクを遂行することよりも、誰かにタスクを依頼することの方が多くなります。 現代のビジネス組織は常にマルチタスクです。あらゆるプロジェクトがどのフェーズで誰にボールが渡っていて、いつの締
「鯨肉は美味いのか、不味いのか」という議論があります。 五十路の私が小学生の頃には、給食に「クジラ肉の竜田揚げ」というメニューが頻出していました。「硬くて不味いなあ」と思いながら食べた記憶があります。「鯨肉は不味い」論者の大半は、この記憶に根差すものです。 一方、「本物は美味い、『不味い』と言い切る人は本物の味を知らない」という論調があります。「本物とは何だ」という話になります。クジラにニセモノが存在するのか? 結論から言うと、どちらも正解です。そのうえで、私は「
子どものころに意味を間違えて理解していた言葉あるあるです。 お食事券。 お食事券で逮捕。お食事券を渡さずに食い逃げする人がいるのだと思っていた。 命あってのものだねえ。 ハロー警報。 あいさつには気をつける。 火薬ご飯。 火気厳禁の危険な食べ物。 医者料。 相手を怪我させたから責任を取って医者料を払う。 台風一家。 親も子ども皆激烈キャラ。一家総出であらゆる場所に出現しては場をひっかきまわす。 「音の感じ」だけで創造性溢れる誤解を創り出していた事例、
サラリーマンにグチはつきものです。日本では、サラリーマンは新橋のガード下でグチを言う、ということになっています。 グチは気の合う仲間と共有すれば良いガス抜きとなります。しかし、その内容は基本的に他責であるので、度が過ぎると自身の成長を阻害するので、注意が必要です。 グチの類で、響きに違和感を感じるものを幾つか紹介します。 1.会社が認めてくれない/評価してくれない このような論調を聞くと「『会社』とは何だろう?」と思います。 会社から不当に扱われている。ならば
アメリカ人に言われた変な日本語。 イッテラッシャイ どこの都市に行っても、ラーメン店が続々オープンしています。入ったときに「イラッシャイ!」 それはいいのですが、あるラーメン店を出ようとしたところ、 「イッテラッシャイ!」 私は「イッテキマス!」というべきなのか。ここは私の家か。 ヒバチ ヒバチは好きか?と訊かれて最初分からなかった。鉄板焼きのことを「ヒバチ」というらしい。多分最初に鉄板焼きを広めた店の名前。 そもそも「鉄板焼き」が外国人向けのもので日本人には馴染みがな
結果を出そうとすると結果は出ないし、結果なんてどうでもいいや、と思っていると結果が出たりします。不思議なものです。 私はリーダーとして組織を率いるときに、実は心の中では「結果なんてどうでもいいや。」と思っています。それよりも、メンバーの一人一人が幸せでいてくれたらそれでいい、と思っています。ただ、そんなことを口に出すと上司に叱られるので、心の中で思っているだけなのですけれども。 例を挙げて説明したいと思います。(架空の話です) いま私は営業チームを率いていて、期末
つまらない思考実験です。 ChatGPT-4oの出現とともに、すわ、シンギュラリティももうそろそろか、という観測が広がり始めています。 もう人の口調や声色まで真似て、本人動画かAI生成かの区別もつきにくくなり始めました。 さて、AIとリモートワークを繋げると何が起こるのでしょうか。AIに仕事を任せて、自由な余暇を謳歌してみましょう。 基本的に在宅で仕事するときのアウトプットはe-mailとビデオ会議のみ、ということにします。本人が普段発信するe-mailの内容
ビジネスパーソンとして変な癖を身に着けてしまいました。会社組織では大概、MBO(目標管理制度)というものがあって、期毎の業務達成目標を設定し、それが期末業績評価の基準になります。 私は二十数年間のサラリーマン生活で、業務目標を全く気にしない、期中に見ることも無いし関心も無い、という変な癖を身に着けてしまいました。なぜか。 私にリアルに面識のある御知人の方はお分かりかも知れません、私は第一印象が悪い傾向があって、よく言われるのが ・偉そう ・感情が無いロボットみたい ・