#8 考えを切り替える(認知再構成法)③
こんばんは。疲れているはずの金曜夜ですが、コーヒーを飲み過ぎ眠れません。セルフ認知行動療法セッション8、やってみましょう。
#6、#7の続きになります。
今回は、自動思考の根拠と反証から、
❻バランスの取れた考え(適応的思考)を案出していきます。
朝に夫と小競り合いがあった日、昼食を食べながら、考えの幅を広げるために、自分に問いかけてみました。
①「冷静になって考えてみよう」
今朝は出勤直前になって急に夫が保育園に送らないと言い出したので腹が立ったし、子供達が家に置き去りにされないか不安になったけれど、夫が子供っぽいことを言うのはいつものことでどうしようもない特性だし、子供を本当に放置するほど薄情な人ではない。念の為、保育園に電話で確認したら「いつも通り登園して、元気に遊んでいる」と教えてもらえたので、その点は安心できた。夕方に私が迎えに行き、子供達の心理的ケアをすれば良い。朝は険悪な状態を見せてしまったけれど、夕方には「LINEでパパに謝ってちゃんと仲直りしたよ」と報告できれば、子供達の教育上も良さそうだ。
②「親しい人が同じような状況にいたら何て言ってあげる?」
(視点を変えてみる)
あ〜〇〇の夫もそういうとこあるんだね。全くもうっ!て感じだよね。でも、子供達が無事なのは何より。先に折れてあげるなんて、〇〇は寛容で大人だね。
③「最良のシナリオは?」
お互いに謝ることができ、夫が何に対して怒っているのか(犬の世話のどんなことをして欲しかったのか)をちゃんと教えてくれ、今後は何をして欲しいのかを具体的に伝えてくれるようにお願いできる。子どもの世話も犬の世話もバランス良くできるようになり、家庭内の雰囲気がさらに良くなる。
・・・まあ、夫の言動は私が変えられるものではないし、私ができる部分だけでもやれば及第点かな。
「最悪のシナリオは?」
子供達が家に置き去りにされ泣いている。夫と仲直りできずに離婚し、子ども達は心を病み、パパママのことが大嫌いになる。
・・・実際にはきちんと保育園に連れて行ってもらえたので、既に最悪のシナリオは免れている。仮に夫と仲直りできなかったとしても、私が仲直りしようと努力し、子供達の生活は絶対に守ると保証すれば、子供達は私を信頼してくれるだろう。
以上を踏まえ、まとめます。
❼気分の変化
憂鬱だ(50%) →(40%)
落ち着かない(50%) →(10%)
不安だ(70%) →(30%)
腹立たしい(70%) →(30%)
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これを考えた昼食後、夫にLINEをしました。「保育園に送ってくれてありがとう。犬の世話ができてなくてごめんね。私と子どもにして欲しいことを見える化してもらえると助かります」
夫からは、犬のトレーニングを皆でして欲しい、関心がなくて悲しかったと返事がありました。夕方、子供達にそのことを話し、その後は犬がオシッコをする時のかけ声はその場にいる皆でするようにし、オシッコできたら皆で盛大に褒めるという具合となりました。夫は毎朝、子供達を保育園に送ってくれ、寝る前に絵本を読み聴かせるなど、良きパパをしてくれています。
次回、#9 問題を解決する(問題解決)① です。