見出し画像

「バクマン。」THE STAGE スタッフさんも役者の皆さんも、演出の過酷な要求によく応えたな…という話。とりあえずウォーリーさんは独自の「もの降らせ部」を作ったほうがいい、という話w

この舞台には雨が降る。
まじもんの雨ですw

エッセンス的に、ちょこっと水を使う舞台は観たことあるけど、ガッツリ普通にどしゃ降ります。そして足元はプールです。いやさプールの前の消毒液? 膝下くらいまで水あります。

このご時世、これだけでもなかなかチャレンジングやな、とは思いました。

少年漫画の中のワクワクでキラキラの世界(いわゆる劇中劇)と、ままならない現実世界の厳しさのコントラストとして雨の要素はとてもうまく使われていて、うーんさすが…と唸りました。
非現実のマンガを原作として、非現実の舞台空間、なのに雨だけが妙にリアルでまさに狭間の世界というか。自分がいまどっちにいるのか分からなくなる感覚にさせるのが素晴らしい。

それにしたってマチソワぎゅうぎゅうに詰めたスケジュールで、スタッフさんと役者さんの負担たるや想像を絶する。
鬼か…鬼畜の所業か…。

だって水の中って歩くだけでもすっごいしんどいですよ? さらに雨に濡れるのってめっっちゃめちゃ体力奪われるんですよ?(雨に異常に愛される女の談話)
こりゃーーしんどい。本番中はアドレナリンで楽しそうやけどw 何公演?27公演? ひぇー

ただただ皆さんケガのないように…体調を崩されたりしないように…と祈ります。

それにしても映像と舞台の融合はもう達人の域だし、和田しゅんさんの音楽は細胞レベルでぶち上がる身体になっちゃってるしで、なんだろうこの観客としての信頼感ww

なにせ水の演出のインパクトがすごくて、初舞台化作品で、初日ってこともあって出だしは探り探り感があったけど、途中、笑いが起こり始めたあたりで「あ、ハマったな」と思いました(いやな客やなw)
めちゃめちゃ楽しかったし、納得のスタンディングオベーションでした👏👏👏

ウォーリーさんの舞台、実はかなり昔から観てますけども、本当にあの人は物を降らせるのが好きだな、とw 山盛りの紙吹雪やら雪やら銀テやら、お札を降らせたこともありました。水戸黄門の印籠レベルで待っている自分もいるww

懐かしくて新しい。また演劇の常識がひとつ崩れた観劇体験でした。

いいなと思ったら応援しよう!

桔梗屋
よろしければサポートお願いします。楽しく読んでいただける記事を書く励みになります!

この記事が参加している募集