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代表取締役になって起きた変化。法人化して1ヶ月
こんにちは、かやんぬこと栢原陽子です。
2024年5月15日、法人「株式会社UNIBRAND」を設立し代表取締役という肩書になりました。と言っても、1人会社なので、個人事業主とそんなに変わりません。
と思っていたのですが、いろんな変化がありました。大きく変わった点をベスト3にまとめてお伝えします。
法人化するまでのドタバタ劇は以下にまとめています。
周りの変化
1つ目は周りの変化です。
「周り」と一言で言っても、いろいろあるのですが、家族や友人、経営者の先輩方の変化は何もありませんでした。
「記念に」と言って、先輩経営者が高級肉を送ってくださったのにはしびれました。
いつもお世話になっている経営者の方が開業祝いに、と送ってくださった。普段はごはんを全然食べない子どもたちがパクパク食べてお代わりした……高級お肉、本当にすごい。
— かやんぬ|心とビジネスを育てる診断士 (@kaya_uni) May 27, 2024
せっかくなので、会社の目標を達成できたら毎年自分で自分に買って家族で食べよう、と決めた。
法人1期目、頑張らねばー!! pic.twitter.com/PnpCGVHWQY
「もしかして法人化したから起きたのか?!」と思った出来事は、新規問い合わせの「層」の変化です。
2023年からぼちぼちと育てているサービスサイトがあるのですが、まだSNSのプロフィール等、どこにも公開していません。本当にぼちぼちなので、PV数はまだ月間150くらい。1日4〜5人が来てくれるくらいのサイトです。(しょぼい)
それが!!
なんと6月上旬に、2件も問い合わせが来たのです。
まだ営業的な問い合わせすら届いたことがないサイトから2件も問い合わせが来たのです!
資料ダウンロードのページがあるにもかかわらず、資料の用意すらされていない、バナーや図を入れる予定のところに<バナー><図>と入れたままの状態のサイトから2件も問い合わせが来たのです!(しつこい)
![](https://assets.st-note.com/img/1718853565921-alVodYBFdV.png?width=1200)
しかも、問い合わせ主は、ターゲットとして想定している中小企業の経営者の方で、想定通りのお悩みをお持ちの方。
SNS等で私のことを知ってくださっていたのかと思い質問したのですが、そんなことはなく、2人とも「検索で見つけた」と言ってくださいました。
私が一番ビックリしました。
「会社概要」のページを閲覧されていることも多いので「もしかすると、法人化したことで、私のことを知らない人からみると、信頼や安心につながったのか?」と思った出来事でした。
お金の考え方に関する変化
2つ目はお金です。お金に関しては2つの考え方の変化がありました。
1.頑張っても頑張ってもすぐには給料に反映されない
当たり前ですが、面白いなと思ったのは、「法人化すると、働いて得た売上は自分のお金ではない」という意識が湧いたことです。
夫から「1人法人だったら、売上は全部自分のお金やろ?」と聞かれたのですが、今の私はちょっと違う感覚です。
うまく言えませんが、私が作った会社なのですが、その会社に私が雇われているような感覚です。
役員報酬というのは1年に1回、前年の決算後に確定させるので、仮に当期の売上が良くても悪くても確定した役員報酬の額は1年間変更できません。
例:1期目の役員報酬は1期目が始まる時に決めたので、1期目の売上が良ければ払えるし、1期目の売上が悪くて払えなかったら「未払」になる。
9年間ほど個人事業主をしてきましたが、個人事業主だと、頑張って働いたら働いた分、売上の全てが自分の生活費になっていました。
それに対し、頑張っても頑張っても、1年間は固定給、というのは斬新でした。(業績が良かったら、次の年の役員報酬をUPさせることは可能)
これまでずっと国民年金保険だったのに、「社会保険に入る」という変化も同じく斬新でした。
2.最初は赤字でも良い
これは税理士さんによるかもしれませんが、私がお願いしている税理士さんから言われて驚いた言葉は「最初は赤字で良い」です。
私の税理士さんは「最初2〜3年は赤字でも良いので、数年かけて軌道にのせるつもりでやっていきましょう」と言っていました。
建物を構えるとか、工場とか、重機がいるとか、最初に大きな投資が必要となる事業ならまだしも、こちらはサービス業であり、しかも時間と思考を売っているので投資もなく粗利率もかなり良い業態です。
にもかかわらず、「最初は赤字でも良いので、給料、しっかりとってもいいですよ」と言われたのです。「会社の立ち上げ期から黒になる会社なんてほとんどないから」と言われていました。
最初は赤字でも良いけれど、数年以内に黒字にしてね、の裏返しですが。
税理士さんの方針として、「個人も会社も豊かになる方法を一緒に考えていきましょう」という考え方をされており、今は会社設立直後なので、毎週2時間程度のマンツーマン講義をしてくださっています。
「会社を経営するっていうのは、こういうことなんだな」と、経営者としての意識を育ててもらっている気がしています。
余談ですが、診断士として個人事業主をしている時にはわからなかったことがたくさんあります。
気持ちの変化
最後は気持ちの変化です。2つあります。
1.個人事業主の延長ではなく、経営者になりたいと思った
法人化する前には、「個人事業主の延長として、1人でできる範囲でやっていこう」と思っていました。
ですが、法人化してから、「ちゃんと経営ができる体制を作りたいな」と思うようになりました。(税理士さんの影響も大きい気がする)
もっと大きなこと……というとなんだか違う感じがするのですが、これまでは「自分が食べていける分くらい売上がたったらいいな」と思っていたのが、今は「中小企業のすべての経営者にとってコーチングが当たり前になるくらい、コーチングが広まって、役立てる存在になればいいな」と思っている私がいます。
2.やりたいこと実現のために、自分が魅力ある人になる
やりたいことを実現するためには、パートナーとして私の代わりにコーチングを提供してくださるコーチも必要だし、マーケティング部分を担ってくれる方も必要だし、クライアントさんとやりとりをしてくださる事務の方(この呼び方好きじゃないので考え中)も必要だし。
たくさんの人に関わってもらう必要があるので、私がもっと経営者として、コーチとして、人として成長して、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるような存在になる必要があるんだな、と考えていたのがこの1ヶ月でした。
立場や肩書が変わった、というだけで何も変わってはいないはずなのですが(唯一、税理士さんとのお付き合いが変わった)、人の意識は変わる、を実感した1ヶ月目でした。
月に1回は現状報告をしていきたいと思っていますので、応援いただけると嬉しいです。