周りにモチベーションを左右されない 岩瀬コラム47
他人のせいにしない
誰にだって相性の良い人、悪い人はいますよね?
スポーツや仕事など、何か一緒に協力する時に相性の良い人と組んだ方が、自分自身のパフォーマンスを発揮しやすいです。
しかし、チームの全員と相性が良いことってなかなかないですよね。
相性が悪いと、自分のやりたいことがなかなかできず、イライラしたりして、自分のパフォーマンスが上手く発揮できません。
そんな時、自分のパフォーマンスが発揮できないのを、他人のせいにしていないですか?
他人のせいにするよりも、その状況の中で自分自身がどう行動するかが大切です。
最近、私の関わるフットサルチームのトレーニングでの出来事を1つ紹介します。
チームに周りと比較して少し実力が劣る選手がいます。
その選手はオフェンスの時はボールを失い、ディフェンスの時はマークがズレてしまいます。
一緒にプレーしているA君は、そのミスに腹が立って、集中力を欠き、攻守の切り替えやプレーの強度がガクッと下がっていました。
ミスした選手には表情や態度で露骨に不満を示しているのに、自分が身体を張って守らなきゃいけないシーンなど、いつもならばできているプレーをしなくなっていました。
上手くいかないことを他人のせいにして、自分のプレーが適当になっているのです。
そもそも、なんのためにトレーニングをしているのでしょうか?
自分自身のパフォーマンスを向上させるために取り組んでいるはずです。
それなのに誰かにイライラして、やる気を無くしていたら、その時間が無駄になってしまいます。
周りの人に何か要求したり、指摘することはあっても、モチベーションまで周りに左右されないようにしたいところです。
評価が下がるのは自分自身
その日のトレーニングでは、最後の紅白戦で、ミスを連発していた選手がゴールを決めて、そのチームが勝利しました。
その選手は何回ミスをしても、必死に自分ができることを考え、集中力を切らさず取り組んでいました。
それが最後にゴールという形で結果に現れました。
サッカーやフットサルという競技は、単純な実力だけじゃなく、周りの人を活かせば、少しくらい実力が劣っていても結果が残せるのが面白いところでもあります。
自分の今の実力で何ができるのかを考えて、できることにフォーカスして行動していく。
これは、スポーツだけでなく、社会においても大切な考え方だと思います。
反対にA君は、その日は最後まで集中力を欠いて、あまり良いプレーができませんでした。
・やるべきことができていない
・ミスした選手への態度
・その日のパフォーマンス
A君自身が結果的に評価を落とすような日になりました。
スポーツ選手であれば、こういうことが原因でレギュラーや登録メンバーから外されることもあります。
仕事など、社会生活の中では、周りから信用を失って、自分のやりたいことができなくなって苦しむこともあるかもしれません。
周りによってモチベーションが左右されていると、自分自身が1番損をしてしまうことを理解しましょう。
今ある環境で何ができるか?
スポーツや仕事では、常に自分のやりやすい環境でパフォーマンスが発揮できるわけではありません。
相性の合わない人とも協力しなければならないこともあります。
その時に「この人と合わないからやる気がでないな」とモチベーションを落として損をするのは自分自身です。
・自分自身の目的や目標は何か?
・なんのために頑張っているのか?
モチベーションが左右されてしまう人は、その部分を明確にしましょう。
その上で、今ある環境でどう自分自身が行動していくかが重要です。
・愚痴や文句を言うのか?
・何も言わずにいつも通りただ一生懸命取り組むのか?
・自分ができることにフォーカスするのか?
・周りがやりやすいようにフォローにまわるのか?
・自分の考えや意図を伝えて、自分がやりやすいようにコミュニケーションをとるのか?
何がベストかは自分自身で考えてみましょう。
このようなことは、比較的よくあることだと思います。
その時の自分自身の行動の積み重ねが、その先の人生の糧になるのではないでしょうか?
どのような状況でも、周りにモチベーションを左右されないようなマインドを身につけていきましょう。
お読みいただきありがとうございました。
岩瀬勝覚
理学療法士
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