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準備で差をつける 岩瀬コラム36

なんとなく参加してないか?

・子どもの頃の遠足
・好きな人との初デート
・旅行
など

楽しみな予定がある時は、それが近づくにつれて当日のことをワクワク想像しませんでしたか?

私はこのような時、当日の服装や食事、会話内容から行動まで、いろんなことをイメージしていました。

事前にイメージをしておくと、当日の流れがスムーズで効率的だったり、慌てることなく過ごせるからです。


しかし、普段から当たり前のようにある出来事になるとどうでしょうか?

・学校の勉強
・アルバイト
・部活動などでのトレーニング
など

慣れてしまうと気合を入れて準備をしなくても、なんとなくこなせてしまいます。

言われたことや決められていることを無難にこなせれば、人に迷惑をかけることもほとんどありません。

そうなると、事前に準備をせずに、なんとなく取り組んでしまいやすいです。

あなたは今このような状態になっていませんか?

もしドキッとされた方は、「本来の目的や目標は何か?」考えてみて欲しいです。

なんのために学んでいるのか?
なんのために働いているのか?
なんのためにトレーニングしているのか?

その目的や目標に対して、今の取り組み方で問題がないかを見直してみましょう。

例えば、
スポーツで大会やリーグ戦に優勝したい。
試合に出て活躍したい。

という目標があるのに、「なんとなく」日々のトレーニングに臨んでいて、その目標は叶うでしょうか?


もし、今の取り組み方では不十分だと感じるのなら、まずは冒頭の例のように事前にしっかりと「準備」をすることをお勧めします。


準備で周りと差をつける

私はスポーツ現場に関わることが多いですが、同じチーム内の選手でも成長スピードは異なります。

同じ人に教わって、同じことをしていても成長の仕方が違うのは、「準備」の差によるところが大きいと思っています。

例えば、

ある選手は、トレーニング後に教わったことを復習し、今の自分の課題を整理する。
その課題に対して、次はどのように取り組むかを考えてからトレーニングに臨む。

またある選手は、チーム外で自主トレーニングはしていますが、特に考えずルーティンのように同じメニューをこなしている。

後者の選手も反復することによる成長はありますが、前者の選手と比べると自分の課題が整理できていません。

そのため、指導者のトレーニングが自分の課題にハマっていれば、飛躍的に伸びる時期もありますが、どこかで伸び悩む時期がきてしまいます。


前者のように練習の前後で内容の復習や課題を整理し、取り組むと成長の仕方が明らかに変わります。

特にスポーツの世界では、たくさんの選手が毎日一生懸命努力をしています。

1日24時間というのはみんな同じです。

このような中で、同じように努力している人たちから、どのように差をつけていくか?
そのためには、1回1回、1つ1つの「質」を高めていくことが大切です。

トレーニングの前に自分の課題を整理し、何を意識するとその課題をクリアできるかをイメージしておくだけでも「質」は変わります。

自分自身の目的や目標に近づくためにも、なんとなく参加して、ただ頑張るのではなく、1回1回のトレーニングで成長できるように「準備」を大切にしましょう。


準備の仕方

準備が大切なのは分かったけどやり方がわからない。

そのような方もいるかもしれないのでシンプルな方法をご紹介します。

まずはノートとペンを用意しましょう。
私の経験上、頭の中だけで整理するより文字に起こした方が整理しやすいです。

【やることは3つ】
書き方は箇条書きで構いません。

①良かったこと
→悪い部分に目が行きやすいので良かった部分は必ず振り返りましょう。
→でてきた内容に、それが「なぜ」上手くいったのかも書きましょう。

例(サッカー)
:試合でドリブルで仕掛けて得点した
 相手のDFが中を防ごうとしたのがわかったから思い切って縦に仕掛けた


②改善したいこと
→課題に感じたことを書き出します。
→同じように「なぜ」上手くいかなかったのかも書きます

例:得点シーン以外ドリブルで仕掛けられなかった
 最初のトラップがうまくコントロールできず前を向けなかった


③次回どのように取り組むか
→長所を伸ばす、短所を減らす、優先順位の高いものを書きましょう

例:トラップで前を向けるようにコントロールの質を上げる


このように3ステップを踏むだけで、次への準備になります。

あくまで一例ですが、振り返る習慣のない方はぜひ実施して効果を検証して欲しいです。
やり方は自分なりにどんどんアレンジして構いません。


この方法はスポーツに限らず、課題を整理する時に使えます。

周りの人たちと差をつけたい、成長したいと思っている方はぜひ取り入れてみてください。

このような作業を面倒くさいと思うか、地道に継続できるかの差はものすごく大きな差になります。

しかし、地道な作業ほど、目標や目的が明確でないと続けられません。

自分がどのようになりたいのか?
周りからどのようにみられたいのか?

しっかりと自分の目標や目的を整理して、継続していきましょう!!


また、どうしても継続できない方は、誰かと一緒にやるのもお勧めです。
私も継続できなかった経験はありましたが、今は環境設定することで習慣化しています。

このあたりは私の過去の記事も参考にしてみてください。
「やる気は後からついてくる」

お読みいただきありがとうございました。


岩瀬勝覚
理学療法士
JARTA認定講師/認定スポーツトレーナー

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