今更ながらBoox Palmaレビュー
実は結構前にBoox Palmaを手に入れていて、毎日のように使っています。
色は黒です。
白と黒の2色展開で、白のほうがきれいでいいな、と思っていたのですが、白は品切れでいつ入荷するか未定。
まぁ、白でなければ嫌だ! という程でもなかったので、消去法で黒にしました。
また無料でケースがついてくる正規代理店SKTの直販サイトから注文しました。
色々なサイトですでに紹介されているので、今更感がありますが、手に入れたのに何のレビューもしないのももったいないのでE-ink好きとしてのレビューをしてみたいと思います。
まずBoox Palmaが何かというと、スマホサイズのE-inkタブレットです。
これまでにもBooxはE-inkタブレットを作ってきています。
10インチや8.4インチという一般的なタブレットサイズが多かったのですが、7インチのLeafあたりから小型端末へも展開し、今回更に小さな6インチという、スマホサイズのPalmaが登場しました。
スマホサイズになったのですが、重量は最近のスマートフォンと比べると170gあり、ケースを付けるた場合約200gと重めです。
その代わりボリュームボタンがついているため、これで電子書籍のページめくりができるようになり、とても快適な読書環境を提供してくれます。
E-inkの反応速度も年々高速化しており、昔ほど「E-inkは遅いぞ」と構えるほどでは有りません。
また残像の発生もかなり減っていると実感します。
このE-inkの反応速度は本当に早くなっており、高速モード、超高速モードでは動画も見られるほどです。
それからこのPalmaスピーカーが付いており、音が出せます。
逆にイヤフォンジャックなどはないので、Type-C変換ケーブルを使うか、Bluetooth を使わないと音がダダ漏れです。
しかしパワー・マネージメントとして、スリープ状態になるとWifiもBTも完全にoffにされるため、BTヘッドフォンを繋いでいると、画面が消えた瞬間に切断されます。
スマホのようにこれで音楽を聞きながら……というのは向いていないようです。
その恩恵として、毎日充電しなくてもかなりバッテリーが持ちます。
中身は殆ど素のAndroidです。
OSバージョンはAndroid11となっています。
以前、似たようなスマホサイズのE-inkタブレットMoaan Inkpalm 5を使っていましたが、気軽さ軽量さではMoaanに軍配が上がりますが、性能は断然Boox Palmaです。
Moaan Inkpalm 5についてはこちらをご覧ください。
なんといっても搭載メモリが6GBもあり、Moaanの1GBとは比べ物になりません。
発色もPalmaの方が綺麗ですし、何よりこの高速さを知ると他のE-inkの遅さがかなり気になってしまうでしょう。
いや、ここまで来るとSIMが入らないのが不思議なくらいですね。
代わりにMicroSDスロットがあります。
内蔵ストレージだけでもかなりありますが、これなら容量不足にはなりそうにありませんね。
また、カメラが付いています。
カメラ性能はそれほど良くありませんが、用途としてOCR向けのようです。
ただ、今のところOCRソフトが中国語と英語にしか対応しておらず、日本語はアップデート待ちの状態です。
一応、簡単なスナップ程度なら使えます。
E-inkなので他のPCに移動してみるまではどんな画像が撮れているかわからないのが難点。
美味しそうな海鮮アーリオオーリオだったのに、青みが強い画像で美味しそうに見えなくなってしまいました。
青みが強いのは文字をくっきり撮るためでしょうか?
相変わらずスクショをとると内部的にはカラーなのが良くわかります。
E-inkの解像度がMoaanよりも高いのか、非常にきれいでした。
小さな文字もつぶれずにくっきり読めます。
0.5インチの画面サイズの差だけではなさそうですね。
実際の比較画像などはまた後日に載せてみたいと思います。