カメラ初心者がモデルを見つける方法
「ポートレート撮影をやってみたいけれど、モデルはどうやって探すの?」
ポートレート撮影を始めると、最初につまずくのがモデル探しである。作品は自らの名刺代わりになるが、まずは名刺を作ることから始めなければいけない。
今回の記事では、これからポートレート撮影を始めるカメラ初心者へ向けてモデル(被写体)の探し方を紹介していきたい。
身近な人を撮ることから始めよう
ポートレート撮影の初心者の場合、最初は身近な人を撮ることがオススメ。
友達、家族、共通の知人など、撮影をお願いして断られる確率が低い相手を選ぶことでシャッターを切る機会が訪れる。
まずは撮影自体を楽しむことが大切であり、気心の知れた相手であるからこそ、自然体な表情が撮れて、いい作品が生まれやすい。
何よりも、”頼みやすい”ことが強み。
頼れるものには頼って、撮影を楽しむことから始めてほしい。
実績がないと信頼されにくい
SNSでバズった作品や数万人のフォロワーを持つモデルやカメラマンを見ていると、”この人を撮りたい”、”こんな作品に仕上げたい”と思うことが多々ある。
しかし、実績のない状態でDMを送ったところで断れる確率が高く、無視されることも多々ある。
モデルからすれば”どんな風に撮ってくれるのか”が伝わってこないため、撮影を受けることに抵抗を感じてしまうのだ。
作品自体がなければ、撮影依頼と認識される前にブロックされることもあるので注意。
バイトの面接や就職活動の際、企業側に自らがどんな人物であるかを証明するために履歴書が必要であるように、カメラマンにとってはポートフォリオが必要だ。
信頼を得るためには信頼される準備をすることから始めなければいけない。
作品は自らの背中を押してくれる
ボクの場合、学生時代から通っていた美容院のスタッフと仲が良く、カメラを購入した際に撮影を依頼したところ、快く快諾してくれた。
最初の撮影は、カットの日にカメラを持って行き、サロンで軽くスナップを撮ることから始めた。
ポートレート撮影というよりはスナップ撮影に近いが、人を撮ることを初めて体験した瞬間は今でも鮮明に覚えている。
美容院へは毎月通っていたから、写真も通うたび増えていく。
プライベートでも付き合いがあったから、一緒にライブへ行ったり、遊びに行ったりしたときもシャッターを切っていた。
インスタグラムを始めた当初、フォロワーは10人程度であったが、スナップを投稿していくことで写真に100以上のいいねがつりたり、フォロワーがどんどん増えていき100人を超えたあたりから、SNSでの撮影依頼が快諾されるようになった。
身近な人を撮ることから始めた撮影は、回を増すごとにクオリティが上がり、世界で最も厳格な審査制サイト「1x」にてアワードを受賞するまでに至った。
撮ることは知ってもらうことから始まる
カメラ初心者がポートレート撮影を始める場合、まずは「身近な人」を撮ることがオススメ。
困ったときに助けてくれるのは家族や友達である。
撮ることを始めるには信頼が必要だから。
すでに信頼関係を築けている相手なら頼みやすく、SNSで撮影を依頼するよりも断られる確率も低い。
撮ることでしかカメラマンは自らを語れないし、名乗ることもできない。
SNSでバズっているカメラマンやモデルも初心者からスタートして今の地位にいる。
誰もが初心者であったのだ。
作品を撮り続けていくことで、自らをカメラマンであると証明し、いろんな撮影に挑戦ができる。
モデルを見つけることがポートレート撮影における、はじめの一歩。
【ご報告】
この度玄光社から発売される「ポートレートモデル名鑑100 [2023年版]」にてボクの作品が掲載されることになりました。
よろしければチェックしてみてください。
https://x.gd/BD6uI
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