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娘が性に関することを普通に話してきたのが新鮮だった話

先日、長女が、

「明日ファミリープランニングの授業が3時間あって宿題で質問を考えるんだけど、ママ、知ってたら教えて?」

と言ってきた。
にやにやしていた。

「ファミリープランニング?!」

何人子どもを産むとか産まないとかを計画する話??

かと思ったら、性教育に関する授業らしい。
外部から講師が来るのだそうだ。

長女が考えた質問はこんな感じだった。

  1. 妊婦さんはセックスしてもいいの?
    ガンガンしすぎて赤ちゃんが生まれちゃうとかなにかが破れて水がでちゃうことはないの?

  2. 何歳で初体験をするのがベスト?

  3. 何歳で出産するのがべスト?

………

1.に対して、私は、
「大丈夫だよ。破れて水がでちゃうことはないらしいよ」
と答えたけど半信半疑のようだったから、先生に聞いてごらんと言った。

2、3に関しては、正解があるような質問の仕方だな。
学生らしいというか。。。

「人生の中には、こたえは自分で自分なりの答えを見つけていくものが大半で、誰かに求めるものではないことが常なんだよ」

というようなことを言いたかったけど、その場でぱっと出てこなかった。

「ベストは人それぞれだと思うけど。明日聞いてみて。ほんで教えて☆彡」

と言っておわった。


そして、「ファミリープランニング」の授業が終わった日、帰宅してから、長女が不満そうに伝えてきた。
「みんながした質問、どれもこたえてくれなかった」のだそう。

夫も話に加わってきて、じゃあ、なにを3時間も勉強したのかと聞くと、

  • 未成年で中絶する場合、それ相応の医療機関があり、本人が希望すれば、そこで中絶したことはたとえ両親であっても口外できず、プライバシーが守られていること。

  • 13歳以下が性行為を行うことは法律で禁じられていること。

  • 14歳以上17歳以下の人は18歳以上の人と性行為をしてはいけない法律があること。

  • 未成年が性のことで悩んだ時に赴くべきセンターがあるので困った時はいつでも相談すること

  • コンドームの付け方、外し方

  • 初体験は、大抵の場合よい体験ではないけど、数を重ねるとよい体験になるから、初体験がどうでもがっかりしないようにという助言

  • LGBTQIA(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クエスチョン、インターセックス、アセクシャルを自認する人たちの総称)への理解、

など、情報と知識が伝えられたそうだ。

正直私達も勉強になった。

そこで、そっち方面の話に火がついたのか、
ティーネージャーへの教育は、望まない妊娠をしないことや知識をつけることに重点が置かれているけど、他にも知っておいてほしいことがあると私も夫も話し始めた。

  • 子どもが欲しいと思ってもできなくて悩んでいる人がたくさんいること

  • そのため、不妊治療や代理出産、人口受精、精子バンク、養子など一括りにはできないけど、様々な方法があること

  • 妊娠しても特に初期の段階で流産することは実はそんなに珍しいことではないということ。

  • セックスレスカップルの存在

  • 性行為の効用……心身の健康によいこと

など。
時々お互い顔を見合わせて。
結構ちゃんと話した。
ふと、私が14歳の頃、両親とこんな会話はしなかったなぁと思った。

先日の長女の質問に関して、夫は、
「初体験は30歳がベスト」
と言い切って、なぜかみんなで笑った。

そして、次女と三女が別のことで呼んできたのでなんとなく中断となった。


学校でのファミリープランニングも、家で3人で会話したことも、長女にどのぐらい響いたかはわからないけど、そういうことをざっくばらんに話せたのは、新鮮でした。

ではまた!







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ひろこ
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