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閉じこもっていた経験から学んだこと

日本⇒イタリアへ移住した時も、イタリア⇒ルクセンブルクへ移住した時も、慣れて、心地よく暮らせるようになるまでに、結構時間がかかっています。肌感覚で5年ぐらい💦

それまでは、自分の中で納得するというか、「うん、大丈夫」と感じられるようになるように踏ん張っていた期間……。

こういうのは、本当に人それぞれだし、目に見えるものではないよね。
「慣れる」とか「心地よい」も個人の感覚で、はかれるものでも比べられるものでもないもんね。

(それでも一つの国に慣れるまでに5年かかったと感じる私は、環境適応能力に欠けるのかな、と思う。でも、結局はまあ慣れるわけだからよし、とも思っている。)

移住のしてからの約5年間は、なんとなくそわそわしつつも、新しいことに挑戦しながら、全体的には楽しく暮らしていました。でも、不安定というか、傷つきやすい。波もあって、なにもかも嫌になって、深く傷ついて、自信もなくなって、閉じこもりたくなって、実際に閉じこもっていた時期がありました。もう、誰とも関わらない。ここに私の居場所はない。と決めてしまい、そこから逃げるための閉じこもりの時期。辛かったです。

それが長く続いて、

日本⇒イタリアへ移住してから、落ち込んだ時期は、家に籠って翻訳を仕事にしようと奮闘していた時期があります。

イタリア⇒ルクセンブルクへ移住してから、もうだめだと思っていた時期は、家に籠ってオンラインショップを運営していた時期があります。

でも、籠る方が辛いじゃん!!ということがわかりました。

今は、オンラインで世界と繋がることができる環境だけど、自営業という不安定な立場で、家に籠って、一人で黙々と仕事をしていく暮らしは、やってみると本当に孤独で辛かった( ;∀;)外にある様々な場所に属する可能性を探していく方が遥かに楽だと思いました。

でも、この辛い経験があるから、前より自分のことを知ることができました。

私は、地域密着型の暮らしというか、実際に外に出て、どこかに属して、煩わしいようでも、人と関わっていくこと、繋がっていること、協力して仕事をしていくことで幸せを感じるタイプです。(プライベートの一人時間、おうち時間は、必要で大好きな時間なんですけどね。)

また、この経験があるからこそ、面倒な人に対して耐性が強くなったというか、煩わしいけど必要な人付き合いをゆるく捉えることができる、バリアを張りながら、続けていく力がUPしたと思います。人間関係が極端に少ないのは孤独で、辛いことを知っているから。

自営業や翻訳やオンラインショップの運営やその他の家で完結できる仕事はダメだと言いたいわけではないです。実際に、このような働き方をしている人を知っていますし、尊敬しています。私には超絶合っていなかっただけ。でも、実際に自分でやってみる前は、憧れを抱いていました。間違えありません。

このことを書いて、もう一度、あの時の自分と向き合う時間が持てた気がします。

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ひろこ
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