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ベトナム人の同僚に学ぶお昼ごはんの食べ方

もう10日以上前の話にってしまうのだけど(^_-)-☆

大晦日の仕事納めの日、ベトナム人の同僚が
生春巻きをみんなで食べようの会」を準備してくれて、
皆でおいしくいただいた。

手巻き寿司っぽくライスペーパーにそれぞれが好きな具を巻いていくスタイル

こういうことは結構あって、クリスマスイブ、
誰かの誕生日などに皆でごはんを持ち寄ったり、
誰かが準備したりして、昼休みがアルコールなしの
プチ宴会になる。

……と言っても、
普段も自分で持ってきたり
買ってきたりした昼食を
シェアする文化がある。
シェアしなくてもOKな空気でもある。
でも、食べる時間が一緒なら、
近くに座って一緒に食べるのが当たり前。
遠くに座ることは許されない空気がある(笑)

そして皆、おせっかいに自分の持ち寄ったものも
人が持ってきた物も食べろと勧めあう。

それに応じて食べても、断っても、
そのことで空気が悪くなることはない。

宗教上の理由やアレルギーなど
互いにリスペクトしながら、
このやりとりは毎日行われている。

でも、私はどうもそれがあんまり得意ではなくて
スマートに同僚に勧められない。
自分で持ってきたものを自分が食べるのに慣れているし、
それでいいと思っているのもあるし、
「お口に合わないかも………」
と心配したりしている。

でもその反面、毎日勧めてくる同僚との
やりとりも好きだから、
「持参したものを気軽に同僚に勧める」
を密かに日々訓練中ではある。

そして、食事中は
おしゃべるをする時もあるけど、
一緒に座ったからって
しゃべらないといけないわけではなく
スマホを眺めるのもよし、
新聞を読むのもよし、
無言で食べるのもよし。
イヤホンで音楽を聴くもよし。
でも、同じ空間で一緒に食べることを大切と考えているっぽい。

日本で、「そういうのって面倒」と思う人は見たことがあるし、
私も群れるのが苦手なタイプだと思っていた。
「窮屈に感じる」という意見に超絶賛成していたと思う。

なんだけど、
一緒の空間にいること以外、縛りがないからか、
なんか、今、この感じは結構好き♡

おいしいものを一緒に食べるのは当たり前。

そのことが無意識に日常生活の質を
高めてくれている気がする。

たかだか同僚とのお昼休みですが。
………そうなんだけどね。

因みに、日本で経験がある
女子が一緒にトイレに行く行動や
お弁当を一緒に食べる派閥(!?)とはまた少し異なる。

「誰かを含めない」という選択肢が存在しないから。

そりが合わない同僚同士も食べるときは一緒なのだ。
「この人とお昼一緒なんて気まずいな…」
という概念そのものがない気がする。

同じスーパーで働くお寿司コーナー以外の人達は、
明らかにお昼休みの過ごし方が個人主義的だから…
同僚の大部分の出身国である東南アジアの文化なのかな?

ここで働くまで、面識のなかった
ベトナム人、フィリピン人、タイ人の同僚達は
底抜けに明るくて、楽観的に見える。
日々、観察させてもらっている。

地理的にヨーロッパの真ん中で、
こんなにアジアな日々を送るとは思っていなかったけど、
確実に私の視野を広げてくれている魅力的な人達♡

投稿のタイトルには「ベトナム人」と書いたけど、
お昼ご飯を一緒に食べる意識は
他の東南アジア人の同僚(フィリピン・タイ)も
同じ気がする。

こんなふうにカテゴライズするのは
賛否両論があるかもしれないけど。

なんだろう。
じわじわ心があたたかいのです。

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