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専業主婦から社会復帰して思うこと

今日は仕事についてお話したいと思います。

私は1年前からルクセンブルク内のスーパーの一角で、
お寿司やアジア食を作って販売する仕事をしています。

家から近く、仕事後に子ども達の
習い事や病院や歯医者に同行できる勤務時間なので、
育児優先のマインドは保っていますが、

今までの専業主婦生活から
大きく変化しました。

フルタイムで勤務という形で働くことになった時、
出てきた感情は「解放される」。

主婦業も育児も嫌ではない。
むしろ好きだし、大切な営みだと思っています。

だけど、私達は社会の中、その中でも
2025年の資本主義社会の中で生きているから
お金を稼がない「専業主婦」という立場は
辛かったのかもしれません。

勤務しだしてから、そこから解放された感じ。

振り返れば8年前、イタリアで育休から復帰する
タイミングでルクセンブルクに移住し、
夫は海外出張が多く、ワンオペ育児でした。
社会復帰を願う半面、しばらくは子ども達の動向に
手と目をかけたかったし、常に寝不足で
体力的にも精神的にもいっぱいいっぱいでした。

2年ほど経つと、子ども達は、
手はかかるもののすっかりこちらの生活に慣れ、
社会復帰する環境はほぼ整った頃には
私が「社会で、この国で、特別な学歴も職歴もスキルもない私が、
子育てをしながら、仕事なんてできるんだろうか。

とものすごく怯えていました。

でも、自分が動かないとなにも起こらない。

えいっ!やー!行け!
大丈夫!諦めないで!
と自分を奮い立たせて就職活動しました。

専業主婦だった8年間は、私にとって
確かに必要で、人生において大切な期間
だったと思います。

独断ですが、
私にとって「主婦業」も「育児」も仕事です。

ただ多くの他の仕事と種類が違うと
解釈しています。

専業主婦(主夫)としての生き方や
なんらかの理由でお金を稼がない立場にある方の生き方も
尊重する、リスペクトする姿勢を貫きたい。

それを踏まえて、
私の小さなライフステージの変化によって
気づいたことをシェアします。

給料がある喜び

単純に「これだけ仕事をしてこれだけのお給料がもらえる」
という労働契約を結べることが喜びでした。

有給休暇がある喜び

年間26日間ぐらい有給休暇があり
完全消化必須。
休暇があって戻ってくる職場がある環境って
こんなに心地よいものなんだと。

病欠は当然の権利

「具合いが悪ければ出勤してはいけない」
空気が流れており、無理に出勤しません。
病気の時は休む。

この3つ、主婦にはないんですよね。

同僚が新しい、おもろい

同僚達は、東南アジア人が多く、
フィリピン人、ベトナム人、タイ人、
そしてアフリカ大陸のチュニジア人、という感じ。

ヨーロッパに住みつつ、こんなに
たくさんのアジア人と関わるとは。

日本人ともイタリア人とも全く異なる文化をもつ
彼らと一緒に働くのは、新鮮で驚きで
おもしろいです。
(後々詳しく書きたいぐらい)

皆に共通して言えることは
「とにかく明るい!」

たまに理不尽だなと思うこともあるし、
嫌だなと思うこともあります。

でも、ルクセンブルクに移住した先に
こんな出会いがあるとは!
想像もしていませんでした。
確実に私の視野を広げてくれています。

家族の家事力が上がった

なんだ、できるんじゃん!と思いました。
夫が洗濯物と食器洗い、長女も洗濯物を干したり畳んだりします。
たまに料理も。
私の負担が確実に減りました。感謝です。

今後

私にとって、専業主婦から社会復帰するためには
とてつもない勇気が必要でした。
でも、大袈裟かもしれないけど、
ここを乗り越えられたから、まだ向上できるかもという
気持ちが生まれました。
それがどんなものか、まだ具体的にはわからないけど、
とりあえず、明日も元気に過ごしていきたいと思います。

ではまた!

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ひろこ
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