フジロック2024 Amazonライブ配信
概要
7月26日(金)、27日(土)、28日(日)にわたって新潟県湯沢町・苗場スキー場にて開催された『FUJI ROCK FESTIVAL ’24』(以下、フジロック)について、Amazonにてライブ配信された。
ライブ配信されたのはGREEN STAGE、WHITE STAGE、RED MARQUEE、FIELD OF HEAVENの4つのステージで行われるアーティストパフォーマンスおよび出演アーティストのインタビュー動画など。
Prime VideoとTwitchのAmazon Music公式の3チャンネルにて無料でライブ配信された。
ライブ配信視聴前の準備
自分は、7/26の金曜は休みをもらって、3日分のライブ鑑賞のお供も準備した状態でライブ配信に望みましたw
ただし、26日は朝4時くらいまでゲームやってて、それから走りに行って、寝たの6時頃だったんですよね。。
なので、初日は正直途中眠くなった時間帯もありましたね。。
これは反省点です。。
DAY1 (7/26 金)
この日はindigo la end、新東京、渋さ知らズオーケストラと順番に見ていき。
それぞれ良かったですし、新東京とか家でも聴きたいかも、と思いつつ見てたんですが、ちょっとまだ目が覚めてなかったかもしれません。
初日で個人的によかったやつです。
良かったやつを赤枠(特に良かったやつは2重)で囲ってます。
Lucky Kilimanjaro
まずLucky Kilimanjaroが凄くよかったです。
前にも配信で何回かライブ見る機会があって、何となくいいなとは思ってましたが、今回配信ですけどフルでライブ見て、これはいつか現地でライブ参加したいなと思いました。
まずとても楽しそうに演奏されているので、こちらも気持ちがとても上がりましたし、基本的にダンスミュージック系なんですが、とにかくキャッチー、ポップ、踊りたくなる高揚感、が魅力でしょうか。
メンバーの親しみやすそうな雰囲気も魅力だと思います。
Lucky Kilimanjaro 「350ml Galaxy ~ HOUSE ~ 辻」from "TOUR Kimochy Season" @豊洲PIT
YELLOW DAYS
ラッキリ終った後に少しだけYELLOW DAYSも見れたんですが、こちらは非常にゆったりとレイジーな感じのサウンドで、こちらも好きでした。
ロンドンで活動するマルチ奏者で、レイジーなインディーポップサウンドが人気ということです。
最近家で結構聴いています。
Yellow Days - MRS MOONLIGHT (Official Video)
その後は、家主、FRIKOと見てましたが、ちょっと半分寝ながら聴いてたかもしれない。
ERIKA DE CASIER
こちらはデンマーク出身のSSWで、R&B系になるのかと思います。
R&Bが好きなのと、ERIKAさんの歌唱の魅力に加え、ドラムの方の人力ドラムンベースなど、切れのあるビートもかなりかっこよかったです。
ERIKA DE CASIERさんの音楽は家でも聴いております。
ERIKA DE CASIER - VELVET UNDERGROUND, TORONTO - WED MARCH 27 2024 - 4K
me walking on the beach
その後、チャンネル行ったり来たりして聴いておりましたが、睡魔がやばくて半分朦朧とした状態で聴いてましたね。。。
しかし、THE SPELLBOUNDで目が覚めました。
THE SPELLBOUND
THE SPELLBOUNDはBOOM BOOM SATELLITESの中野雅之とTHE NOVEMBERSの⼩林祐介によって結成されたロックバンドということで、BOOM BOOM SATELLITESが以前デジタルロックやビッグビートのサブジャンル名で語られたテクノ系の音なので、ロック+かつかなりトランシーなサウンドでした。
これはラッキリとは別の魂持ってかれそうなグルーブ感で、意識朦朧としてたところに魂持ってかれそうになりましたね。。
THE SPELLBOUND『すべてがそこにありますように。』
iri
その後はiri。
HIP HOP/R&B マナーのビートとアップリフティングなダンストラックの上をシームレスに歌いこなすシンガーソングライター。
最近はあまり聴いてなかったですが、一時期ハマって聴いてたこあったので、久々に聴いたらやはり良かったのと、配信とはいえライブで見れたのも初めてだったので、とても良かったです!
iri - ナイトグルーヴ (Music Video)
iri - Wonderland (Music Video)
KING KRULE
UKインディ・シーンを牽引し続けてきたというキング・クルールですが、当日はとてもゆったりとして心地よいサウンドだったと思います。
また睡魔でうつらうつらしながらも、気持ちよい音だな~と思って聴いてました。
改めて、家でちゃんと聴いてみたいなと思っています。
King Krule - You’ll Never Guess What Happened Next…
GHOST-NOTE
AFROBEAT, HIP-HOP, PSYCHEDELIA, WORLD FOLKLORE、世界のフォークロアなどを取り入れた斬新なテイストで、ファンク・ミュージックを未来へと押し進めているということで、ファンク系になると思いますが、自分はブラックミュージック系が好きなので、心地よい音だなと思って聴いておりました。
Ghost-Note - Visual LP (Live Music) | Sugarshack Sessions
その後も色々と聴かせて頂いて、やはり印象に残ったのは、the killersでファンのワタルさんがステージに呼んでもらってドラム叩いていたシーンですね。。
これは伝説として残りそうなエピソードだな、と思いました。
DAY2(7/27 土)
2日目も朝から夜までフジロック漬け。
全体的に言えば、個人的には2日目が一番充実して好きなの多かった気がします!
良かったやつを赤枠(特に良かったやつは2重)で囲ってますが、2日目は殆ど好きだった感じ。
Billyrrom
2日目の配信はBillyrromから。
渋谷で開催されているSYNCHRONICITYにも出演されてますが、今までタイテの都合で見ることができず。
今回初めてライブ配信で見たのですが、とても良かったです!
ソウルとファンクとポップ感が絶妙な感じで、演奏もとても良かったんですよね~。
Billyrrom - "Eclipse" 【Official Music Video】
Billyrrom ー "Babel" (Studio Live)
Hedigan's
最初ボーカルの方が誰だか判ってなくて、途中でSuchmosのYONCEさんだと気付きました。
ダビーな雰囲気で始まり、渋くて味わい深くて良かったです。
Hedigan's - "説教くさいおっさんのルンバ" (Official Music Video)
Hedigan's - "論理はロンリー" (Live Tour 2024 @渋谷CLUB QUATTRO 2024.02.27)
トクマルシューゴ
タイテ被ってて少ししか見れませんでしたが、トクマルシューゴさんのバンドは色々な楽器を使った音色の面白さや、祝祭的な雰囲気があって良かったです。
フジロックという場所に似合うなあと思った。
Shugo Tokumaru - Katachi [OFFICIAL MUSIC VIDEO]
Shugo Tokumaru (トクマルシューゴ) - Parachute (LIVE with Orchestra from DVD 2018)
ANGIE McMAHON見ながら昼飯食ったりしつつ。。
橋頭 私家菜
048-229-0684
埼玉県川口市西川口1-25-3 1F
ANGIE McMAHON
ANGIE McMAHONはオーストラリア出身のSSWということです。
ちょっとフジロック終ってから時間が経ち、既に記憶から薄れつつあるのですが、爽やかなサウンドで良かったと思います。。
Angie McMahon - Letting Go (Official Video)
THE LAST DINNER PARTY
THE LAST DINNER PARTYは、ロンドン出身の5人組バンドで、とにかく楽しそうに演奏されているのが印象的でした。
The Last Dinner Party - Nothing Matters
THEATRE BROOK
THEATRE BROOKは、活動暦の長いバンドでソウル・ファンク系になると思いますが、かなり自分の好みの音でしたので、とても好きでした。
演奏も歌もめちゃ良かったですね。
映像が古いものばかりしか無かったので、それもビックリ。
あまりネットで発信していないバンドなのかな?
名前は以前から知ってましたが、実際に聞くのは初めてだったと思います。
https://x.com/y_banyantree/status/1817067701476688180
THEATRE BROOK/裏切りの夕焼け
https://youtu.be/HIu7m51a48I?si=8WPTfY2GSize_JsC
Theatre Brook シアターブルック - ありったけの愛
THE BAWDIES
THE BAWDIESは、日本のフェス出演の常連さんという感じがしますが、自分の中ではまさに日本の王道のロックンロールサウンド、という感じがする。
THE BAWDIES – HOT DOG (360 Reality Audio) SPECIAL LIVE VIDEO @ Sweet Love Shower 2019
KITTY LIV
KITTY LIVはロンドン出身のマルチ・インストゥルメンタリスト+ボーカルで、本当に何でもやってしまうのが凄い。メンバーの演奏スキルも高く、見てて本当に楽しかったし、音もめっちゃかっこよかったです。
Kitty Liv - The Sun And The Rain (Official Music Video)
Kitty Liv - Sweet Dreams (Official Music Video)
折坂悠太(band)
折坂悠太は千葉県出身のシンガーソングライターで、前からたまに聴いてはいたけど、ライブで聴いたことはなかったので、今回配信で見れてよかったです。
独特の感性と歌声で、独自の世界感を感じるけども、それは昔から続く伝統的な日本的感性のようにも感じる。
トークもとても印象に残って、「フジロックで色々な音楽を浴びて、一度自分の価値観をグチャグチャにされて、そこからまた再構成されていき、別の自分になる」という言葉には全く同感でした。
折坂悠太 - ハチス (Official Music Video)
折坂悠太 - さびしさ (Official Music Video) / Yuta Orisaka - Sabishisa
折坂悠太 - 朝顔 / THE FIRST TAKE
ここで一旦noteの更新に挫折してしまって、3ヶ月くらい時間が経過してしまいました。
なので、ここからは記憶がかなり薄れてしまっている部分もあるので、xのポストを拾うのと、今でも印象に残っている部分の記載になります。
あと、3ヶ月も経つと、普通にyoutubeにフジロックの動画が上がっていて、ありがたい。。
NONAME
シカゴのラップシーンで活躍するNONAME、Spotifyでアルバム聴いてる時は、上手い人だなとは思ったけど、そこまで強烈な印象は受けなかったんだけど、じっくりと聴かせるタイプの人だなと思っていた。
今回のフジロックの中で、バンドセット+ヒップホップのスタイルで、ナチュラルでスッと入ってくる感じが非常に気持ちよく、個人的に強く印象に残った人です。今後も聴いていきたい音楽だなと思いました。
Noname - Song 32
Diddy Bop/Reality Check - Noname (July 27, 2024 @ Fuji Rock Festival 2024, Naeba, Japan)
NONAME Live at Fuji Rock Fes'24 Naeba Ski Resort, Yuzawa-cho, Niigata Pref Japan
CHRISTONE "KINGFISH" INGRAM
ローリング・ストーン誌に、史上最も偉大なギタリスト250人の200位に選出されたとのこと、10のブルース・ミュージック・アワードにノミネートされ、すべて受賞しているそうです。
聴いた印象は、とにかく渋い!至福のブルースでした。
https://x.com/chanmory750/status/1817162084997800390
FUJI ROCK FESTIVAL’24 July 27(Sat) Night Time
Christone "Kingfish" Ingram - Empty Promises Live!
SAMPHA
2023年にリリースされた最新作『LAHAI』は、自分だけでなく2023年のベストアルバムの中に選ぶ人が多かった印象。初めて聴いた時の印象は4HERO?だった。
Sampha - (No One Knows Me) Like The Piano (Official Music Video)
Sampha: Tiny Desk Concert
THE YUSSEF DAYES EXPERIENCE
多様なマルチ・プレーヤーでありドラマーであり作曲家。デビューソロアルバムが、世界の色々なメディアで年間ベストリストで取り上げられたそう。
samphaやNONAMEのアルバムでも楽曲をプロデュース。
この日の後半は、全体的にブラックミュージックを堪能した気がする。
The Yussef Dayes Experience - Live From Malibu
The Yussef Dayes Experience -"Turquoise Galaxy" @FUJI ROCK 2024 July 27 (Sat) FIELD OF HEAVEN
DAY3(7/28 日)
3日目に強烈な印象だったのは、FONTAINES D.C.とTURNSTILEでした!
なので何かハードな印象の3日目ですが、全体的にみればそういうわけでもない。
多分ノエル・ギャラガーに涙した中高年も多かったと思うんですが、自分も中高年だけど懐メロよりもTURNSTILEに痺れました。
あと、ALIも凄く好きでしたね!
森 大翔
16歳の時に、16歳以下のギタリストによるエレキギターの世界大会にて優勝を果たしたそうです。ギターテクが凄かった!
森 大翔「ラララさよなら永遠に」from the 1st Tour ”Mountain & Forest"@Shibuya WWW 2023.11.22
ALI
70年代のインドネシアのサイケデリック・ファンク、ソウル、アフロ・ビート、ディスコに中東の文化を取り入れた新しいグルーヴとサウンドを生み出すことを目指しているジャカルタ発の3人組ということ。
個人的に、めっちゃ好きだった!!!
何かトミー・ゲレロを思い出した。
最初日本の同名の別バンドと勘違いしてた(汗)
Ya Shaams - ALI (July 28, 2024 @ Fuji Rock Festival 2024, Naeba, Japan)
ALI LIVE @ Synchronize Fest 2022
FONTAINES D.C.
Fontaines D.C.はアイルランドのダブリン出身のポストパンク・バンド。
個人的には、3日目で最もハートに届いたというか、鬱屈とした感情や怒りがダイレクトに伝わってきて、涙がこぼれました。。
何となくNIRVANAを思い出した。。
Fontaines D.C. - In The Modern World
Fontaines D.C. - Starburster (Official Video)
FONTAINES D.C. Live at Fuji Rock Festival 2024
ずっと真夜中でいいのに。
作詞・作曲・ボーカルのACAねによる、特定の形をもたない音楽バンド。
やはりフジロックの配信でまず自分がハマり、次に奥さんと娘もハマり、最終的に家族で愛のペガサスツアーに参加することに。
今回は新曲の海馬成長痛も披露されていた。演出が毎回面白く独特の世界感を会場に作り出していた。個人的に今回はACAねさんの衣装が面白かった。
ずっと真夜中でいいのに。『海馬成長痛』MV (ZUTOMAYO – Hippocampal Pain)
ずっと真夜中でいいのに。『嘘じゃない』MV (ZUTOMAYO – Truth In Lies)
【フジロック’24】ずっと真夜中でいいのに。『お勉強しといてよ』(from FUJI ROCK FESTIVAL ’24 - GREEN STAGE) (ZUTOMAYO - Study Me)
KIM GORDON
元ソニック・ユースのヴォーカル/ベーシスト/ギタリストのキム・ゴードン。こちらはまた、非常にダークかつアーティスティックな独特の世界感。
インダストリアルな質感もある。
ただ、途中で配信が突然中断されてしまったんですよね。。
後から再開されたと知ったけど、その時は他の聴いてたから、遅かったです。
Kim Gordon - "BYE BYE" (Official Music Video)
Kim Gordon- "I'm a Man" (Official Music Video)
TURNSTILE
新世代ハードコア・シーンにおいて激注目されている、アメリカのメリーランド州ボルチモア出身の5人組バンド。
フジロック配信の中で、見てて一番ド肝を抜かれたバンド。
配信で見てる分には、会場の大狂乱の様子モッシュなどでぶつかり合う観客達を見て、なんか凄い、自分も体験したい…とか思ったのですが、実際に次の月に参加した別のバンドのライブで巻き込まれて死にそうになったので、モッシュとか発生するライブには行きたくないです。
ただ、そのくらいのエネルギーの爆発は凄い!
スカっとしました!
TURNSTILE Asia 2024 Tour “FUJI ROCK SPECIAL” @GORILLA HALL OSAKA 2024/7/31【LIVE FULL】
TURNSTILE - fullshow @ FUJI ROCK 2024
"TURNSTILE LOVE CONNECTION" by TURNSTILE
TURNSTILE - BLACKOUT [OFFICIAL VIDEO]
まとめ
配信で参加とはいえ、フルで配信してくれたため、現地参加してるような気持ちになった。それはもちろん現地参加の方が何倍も何十倍も濃い体験であることは、他のライブに参加した経験から知ってるけど、それにしてもこの濃い内容を3日間に渡り無料で配信してくれた、Amazonさんには感謝しかない。
いつかフジロックには現地参加したいと思うけど、配信でも非常に濃い体験でした。
全体を通して特に印象に残ったのは、、、折坂悠太、NONAME、SAMPHA、ALI、Fontaines D.C.、TURNSTILEかな。
その中でも一番は、Fontaines D.C.。
そして、濃すぎて自分のxのpostだけでもnoteに纏めるのが大変でした。
途中で面倒臭くなって中断して、3ヶ月後に再開という。。