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吉田弘幸
2020年5月31日 15:55
物理の問題を解くときには,「答は何だろう?」「どうやって解くのかな?」などと考えてはいけません。 問題設定を正確に把握して,その設定(現象)には,どの物理法則が適用できるか,それが具体的にはどのような方程式で表現できるか,ということを判断していきます。使える法則の方程式を書き並べていけば,自然とすべての設問に解答できます。なぜならば,出題者は,「この物理法則を使わせて解かせたい」「そのためには
2020年5月22日 11:51
物理の入試問題を解くときに大切なことは,考えないことです。 「?」と思うかも知れませんが,自然現象の仕組みが人間に解るはずがありません。だから,われわれは物理法則を学ぶのです。物理法則に従えば,入試の問題くらいは誰にでも解くことができます。そうすることで解答できるように作られているので。つまり「考えない」というのは,物理法則を適用して方程式を書き,その方程式に基づいた判断を行うということを意味
2020年5月14日 13:44
物理が苦手な生徒を見ていると,計算力がネックなっている場合が多いようです。物理は,高校の範囲であれば覚えなければいけない項目の数は非常に少なく(数学と比べてもずっと少ないと思います),理論を理解することはそれほど難しくないはずです。ところが,理系の受験生も物理に苦手意識を持つ人が少なくありません。 物理では,学習においても問題を解く場面においても,数学(と言っても難しい理論ではなく主に計算手
2020年5月11日 20:16
学校は休校,予備校の授業も停滞していて,受験生の皆さんは不安が大きいと思います。 そこで,少しでも不安の解消になるように,受験に向けた物理の学習の進め方についてお話しします。 最近の物理の入試問題は,問題文が長く,問題設定も複雑なものが多くなっています。 しかし,精密に分析すれば,物理の内容については,教科書で扱われている内容が理解できていれば十分で,特別な準備はまったく必要ありません。