聞かせて
出会って1ヶ月も経たないけど、一緒にいろんな「はじめて」経験をしたり、小さな冒険をしたりした友人が部屋に泊まりにきた
彼女と朝まで、政治、国、地元のこと、カラオケの十八番、学生時代にハマっていたもの、中華料理屋のバイトのこと 色んな話をした
カーテンの隙間から朝が覗いた夜のことを、わたしはずっと忘れたくない
どれだけ今が苦しくても、先の未来が見えなくても
大きく口を開けて笑って、「美味しいご飯が食べれたら幸せ」とこぼす友人が、そばにいてくれた
そんな日の積み重ねが、心がほっとする思い出が、苦しい夜の隙間を縫ってくれるのだろう
大丈夫、まだここで頑張れる
最低の手前で、息をする
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